【天空の城ラピュタの都市伝説・トリビア集】

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スタジオジブリのアニメ映画「天空の城ラピュタ」は「バルス」祭りでもそうだが、ネットの話題になりやすい。

またそのモチーフ自体が人を引き付けるのか、シータとパズーが気持ちを動かすのかわからないが、天空の城ラピュタには女性ファンが多いという。

実は「スタジオジブリ」自体、このアニメをきっかけに創設されたのだ。「ナウシカは?」という質問には別の記事でお答えしよう。名プロデューサー鈴木敏夫氏も、このころは徳間書店所属だった。

今回の記事ではこういったトリビアを中心に、知っておくとアニメがさらに楽しめるような都市伝説をお届けしたいと思う。

 

スタジオジブリ誕生の都市伝説

これはナウシカの都市伝説記事で詳細を書く予定だが、スタジオジブリの1作目は天空の城ラピュタだ。ナウシカ制作開始の時点ではジブリは存在せず、徳間書店内部で高畑氏+鈴木プロデューサーのコンビが進めた。

しかしその後、高畑氏制作のドキュメンタリー映画「柳川掘割物語」という作品が予定通りに完成せず宮崎監督は資金調達しなければならなくなった。

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そこで鈴木プロデューサーに相談したところ「天空の城ラピュタ」の企画が立ち上がって制作に入ることになった。しかし、宮崎・高畑コンビには「会社つぶし」という評判があって、徳間書店が内部で制作することを認めなかった。

そこで鈴木・宮崎両氏がナウシカの制作会社「トップクラフト」(当時は休眠会社だった)を組織替えしてスタジオジブリを誕生させたのだ。

「風の谷のナウシカ」の裏話

 

天空の城ラピュタの元ネタは何?

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元ネタは宮崎監督が小学生のころ考えていた空想物語だとインタビューで語っている。案の定、そのころ読んだ本からの引用があちこちに見られる。

「天空の城ラピュタ」という題名自体がスィフトの「ガリバー旅行記」から取ったものだし「飛行石」も絵物語「砂漠の魔王」からだ。

天空の城ラピュタには最初「少年パズーと飛行石の謎」「空中城のとりこ」「空飛ぶ宝島」「飛行帝国」等の候補があった。

宮崎監督がアイデアを練っている内に子供の頃に読んだ「ガリバー旅行記」を思い出し、奥さんに電話して百科辞典で調べてもらい、既にラピュタという名前があるのならそれを使おうということにしたのだ。

この名前に関して宮崎監督は「聞いてがっかりした」が、ガリバー旅行記は有名作品なので大人を納得させるためにやぶれかぶれで使ったと語っている。

また物語としては「空中魔城」(宮崎監督のアイデア)「古代の機械文明」(インドのラーマーヤナから)「飛行船に乗った海賊」(東映作品リトル・ニモのアイデア会議から)「宝島」等々…自身の関わった企画やアイデアの寄せ集めだとも語っている。

 

滅びの呪文「バルス」の都市伝説

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ラピュタ人の「滅びの呪文」である「バルス」だが、この語源に関する都市伝説がある。その都市伝説とは「バルス」の語源はトルコ語の「バルシュ」で「平和」を表わすというものだ。

しかし、結論から言うとこれは間違いだ。「バルス」は宮崎監督が諸星大二郎氏の「マッドメン」という作品から引用したものだからだ。

これには証言があり、漫画家・評論家の竹熊健太郎氏が天空の城ラピュタ制作中の宮崎監督に会いに行ったところ、2時間「マッドメン」の話だけされたと記事に書いている。

その時、宮崎監督はラストシーンのシナリオを書いている最中だった。ちなみにマッドメンの中では「バルス」は「楽園崩壊のキーワード」として扱われている。

さらに宮崎監督はマッドメンが大好きで、天空の城ラピュタの絵は諸星大二郎先生に描いて欲しかったとインタビューで語っている。

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マッドメン自体は天空の城ラピュタより10年も前の作品だが、シナリオを書く辛さを紛らわせてくれる作品だったのだろう。なので引用するのは自然なことと思われる。

 

天空の城ラピュタは飛行石で飛ぶが…

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飛行石とは昭和20年代末に「少年少女冒険王」という雑誌に連載されていた福島鉄次氏の「砂漠の魔王」に登場するアイテムだ。砂漠の魔王はこの力で空を飛ぶ。

宮崎監督はこの話が好きで空想の中でよく飛行石で飛んでいたらしい。アニメの中では飛行石は地中にあって、空気に触れると劣化してしまい力を失う設定になっている。

高度な科学力を持ったラピュタ人だけがこれを製錬して結晶化できる技術を持っていた。ガリバー旅行記の中のラピュタは磁石の反発力で浮遊しているが、天空の城ラピュタは巨大な飛行石の結晶の力で飛行しているという。

ガリバー旅行記のラピュタの底部は磁石で、下の陸地は磁鉄鉱が多いので浮遊できるという設定だ。この点はアニメと異なるが一致しているのはラピュタ人の特性だ。

ラピュタ人は全員科学者で、いつも深く考え込んでいるので生活が成り立たない。また科学ばかりを大事にして地上に迷惑をかけている。そして地上の民が不満を言うと上から攻撃する。

こういうところがアニメに取り入れられているわけだが、「ラピュタの雷」はインドの叙事詩「ラーマーヤナ」に登場する「インドラの矢」がモチーフとなっている。

その威力は叙事詩「マハーバーラタ」の「アグネアの武器」を参考にしている。また「アグネアの武器=核兵器」という都市伝説もある。

 

天空の城ラピュタの曲は俳優の「あの人」が…

ジブリ作品の楽曲といえば久石譲氏が大変有名である。天空の城ラピュタも久石譲氏が音楽を担当されているが、都市伝説記者が調べたところ最初は「違う人物」が候補だったらしい。

それは「ダウンタウンブギウギバンド」でデビューし、当時は不良のキャラクターで売っていた宇崎竜童氏だ。宇崎氏はバンド解散後作曲家として活躍され、いくつも賞を取っている。

また俳優としても活躍されているのでそちらを本業と思っている方も多いだろう。天空の城ラピュタは冒険活劇ということで宇崎氏に依頼することが決定していたのだが、高畑氏が「やはり久石さんにお願いしたい」と土壇場で変更したのだ。

名曲「君をのせて」は宮崎監督の構想メモから高畑氏が作詞を手掛けたという。もし宇崎氏に依頼していたら「君をのせて」は存在しなかったわけだ。

ただ、宇崎氏も才能に溢れた方なのでカッコいいロックを作ってくれたと思う。こちらの方も聞いてみたいものだ。

 

天空の城ラピュタにはモデルがある?

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ジブリ作品が公開されると「うちがモデルだ」という場所がたくさん名乗り出て都市伝説も多く発生するが、天空の城ラピュタに関してはモデルがはっきりしている。炭鉱の町のモデルはイギリスのウェールズ地方だ。

ウェールズにはシータが捕らわれた要塞のモデルになった「カーナーヴォン城」も存在する。ウェールズをモデルにしたということは宮崎監督も明言しているし、確認したい人は検索すると「シータが降りてきたヤグラ」も見ることができるはずだ。

映画では「我が谷は緑なりき」(モノクロですが)を見ると炭鉱の町そっくりな風景が出てくる。これ以外だと都市伝説ではラピュタの遠景はモン・サン・ミッシェルがモデルだとされる。

さらに、崩れたラピュタの城のモデルはカンボジアの「アンコール遺跡群」とも言われているがこれも都市伝説で、公式に認められた発言はないので確認できない。

天空の城ラピュタは大変ロマンチックな話で男女の夢でもある。パズーのカバンが好きな人もいるし、シータの強さが好きな人もいる。

お子さんから大人まで楽しめる人気作品にも関わらず、都市伝説や怖い話がほぼ存在しない。このまま長く愛されて欲しいと思う。

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