過去には黒歴史も…「ファイナルファンタジー」5つの都市伝説

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日本を代表するRPGと言えば「ドラクエ=ドラゴンクエスト」と「FF=ファイナルファンタジー」だが、FFを「ファイファン」と略する人たちもいる。

主に現在30代のユーザーだが、ファイナルファンタジー初期にファンになった人たちだ。当時の小学生が言い出したらしいが「ドラクエ対ファイファン」という方が語呂が良い。

それぞれの開発会社、エニックスとスクエアは合併してスクエニになったが、この二つのゲームがコラボするということは無い。またそれぞれのゲームが任天堂からソニーのゲーム機に移行した時期も違う。ゲーム会社にも色々と事情があるのだ。

この記事ではトリビアや噂ではなく、ちょっと違った角度からファイナルファンタジーの都市伝説を書いてみたいと思う。必ずあなたが知らない話があると思う。お楽しみに。

 

ファイナルファンタジー「FF」の意味が都市伝説に

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これはよく知られた話だが、PC向けのアドベンチャーやRPGで高い評価を得ていた「スクエア」がファミコンでは全くヒットが出なかった。

会社も雑居ビルに移り、これがヒットしなかったら会社は倒産という瀬戸際の元「ファイナルファンタジー」という名前になったとの都市伝説がある。だが実際には全くのデマで、公式的に否定されている。

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最初に「FFかファイファンか?」と書いたが、公式には最初から「FF」と決まっていた。

ファイナルファンタジーの生みの親、坂口博信氏によると「Fで始まる単語なら何でも良かった」「ファイティング・ファンタジーという候補もあったが、同名のボードゲームがあったので変えた」ということだ。

ところで初代ファイナルファンタジーには、当時のファミコンでは不可能と思われていた「全世界マップ」や「飛空艇の高速移動」など高度なプログラムが詰め込まれている。

特に「飛空艇の高速移動」は「バグを利用しているので他のプログラマーは理解できない」と噂になるほど高度なプログラムで、このせいで他のゲーム機に移植できないという都市伝説まで生んだ。

またプログラムをしない人には全く分からない話なのだが、コンピューターは二進法という数字の表記法でプログラムする。それを短く書けるのが16進法(マシン語表記)だ。その表記法では「FF」というのは「最後の数字」なのだ。

つまり意味としては「最後の作品」ということで当たっているのかもしれない。ちなみに高速移動を実装したナーシャ・ジベリ氏は、高速移動ならぬ世界放浪を趣味としている。

 

意外と知らない「魔法系ジョブ」の違い

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なにしろキャラクターデザインが天野喜孝氏だ。天野氏はアニメでもキャラクターデザインを手掛けているが、スクエニが交渉に行くと二つ返事で引き受けたらしい。

何しろ独特の世界観を持った絵柄で世界的に有名なイラストレーターであり、天野氏のデザイン無しではファイナルファンタジーは成立しなかったに違いない。そして音楽が植松伸夫氏である。

ゲーム音楽の作曲者としては初のゴールドディスクを受賞した方であり、アメリカの「Time」誌でも音楽の革新者として取り上げられるなど世界的評価も高い。都市伝説によると、植松氏が坂口氏に音楽を注文されたときの指示はたった一つだった。

それは「ドラクエにならないようにしろ」というものだった。ところで皆さんは「魔術師」「魔法使い」「魔導師」「魔導士」の違いをご存じだろうか?

「魔術師」は薬・メカ等何でも使えるが「魔法使い」は魔力だけで勝負する。「魔導師」は「魔法使い」が人間を導く立場の者であり、「魔導士」は「魔導師」になるべく修行中の身を指す。

さらにファイナルファンタジーには、世界でも知られていない「赤魔導士」が登場する。赤魔導士は赤魔術を使うわけではなく「魔法剣士」のような扱いだ。

赤魔術はエジプトが白・赤2国に分かれたことを源流とする白魔術・赤魔術というネタがモデルだが、赤魔術自体が都市伝説だ。

しかしポイントは、このキャラクター造形は菊池秀行氏の「吸血鬼ハンターD」がモデルで、デザインはもちろん天野氏だということだ。

ある意味効率よりもロマンでキャラクターを選択する人に向いているわけで、こういった職業も他のRPGに先駆けて実装している。

 

あの「人気システム」をファイナルファンタジーが初導入!

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実は、後に主流となる「パーティ・システム」を実装したのはファイナルファンタジーが最初だ。これによりドラクエと差別化がされている。音楽でもそうだが、ファイナルファンタジーはドラクエをかなり意識したつくりになっている。

ジョブ・チェンジ」と呼ばれる、職業を変えることが出来るシステムも最初に実装した。魔法の習得を経験値ではなく「店で買う」としたのもファイナルファンタジーだ。

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その店に行くにはマップを移動する必要があり、マップの移動にはレベルアップが必要だが「必須」ではない。一定のイベントをクリアできれば、より強い魔法を手に入れることが出来る。これによりゲームの戦略に幅が出るのだ。

また初代の作中に「15パズル」があり、クリアすると100ギルもらえる。当時のゲームは容量制限が厳しく、こういった遊びを実装するのには大変な技術が必要であった。

ちなみにこのパズル。前述のジベリ氏が勝手に入れたものだが、あまりに嬉しそうなのでそのまま採用されたという都市伝説もある。

 

ファイナルファンタジーの世界観にまつわる都市伝説

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実はファイナルファンタジーは、凄い基礎知識の上に世界観が構築されているシリーズだ。

まずファイナルファンタジーと言えば「クリスタル」だが、「4大クリスタル」は世界を構成する4元素「空気」「」「」「」(西洋魔術)に対応している。また前述したように、エジプト由来の赤魔術も登場する。

王様はダークエルフが化けている設定にしたり、地形で鷹の目(ホルスの目=古代エジプトのシンボル)の位置に町があったり、クリスタルを使い天空を飛ぶ文明はアトランティスを連想させる。

そして月世界までマップは広がっていくし、「魔晄システム」(都市伝説によると原子力のこと)が登場したりする。

職業にも召喚士や風水師など他のRPGには登場しないものがあり、地理・歴史・魔術・オカルト・科学まで多くの知識を有する人物が開発に関わっていたことも想像される。

 

都市伝説を越えたゲーム業界の不仲説

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実はスクエアと任天堂はかつて、仲が悪かった

ドラクエを開発したエニックスは任天堂と密接な関係を持ち、任天堂のサードパーティ(ゲーム業界ではファースト=任天堂・SONY、セカンド=ファーストと密接な関係の開発会社、サード=普通の開発会社)として優遇されていた。

スクエアも任天堂との関係を強めたいと思い、任天堂と共同で「スーパーマリオRPG」を制作してヒットしたが、当時のスクエア側のスタッフはその後独立。「アルファドリーム」という会社を作って任天堂のセカンドになってしまった。

報復というわけではないが、スクエアの人間がエニックスをSONY陣営に勧誘していたことが任天堂に知れてしまう。

そしてスクエアはゲーム容量とグラフィック能力の問題から、任天堂に見切りをつけてSONY陣営のプレイステーションでファイナルファンタジーを出すことになる。

それが後に「デジキューブ(スクエアのコンビニを使ったゲーム流通)で任天堂商品が扱えない」「ゲームボーイ等の携帯機でスクエアのタイトルが出せない」という問題につながる。

その後、紆余曲折があり(実写版ファイナルファンタジーの不振で社長交代・エニックスとの合併・坂口氏の退社等)任天堂との関係は改善されて、様々なタイトルが任天堂のハードでも遊べるようになった。

ちなみにこの合併の時期には「エニックスお家騒動」などのゴタゴタもあるが、それについてはまた別の都市伝説で語ろう。

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