【7つの都市伝説】ファンは見ないで!千と千尋の神隠しのネタバレ集
ジブリのアニメは人気作品がおおいが、つきものなのが都市伝説だ。
特に原作がないものは設定の矛盾や本編中で説明されていない事柄などがあり、それが都市伝説に結びついているようだ。
この記事では「千と千尋の神隠し」の都市伝説のうち、設定に関するものを取り上げていこう。
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「台湾の九份」や「各地の温泉旅館」は本当にモデルなのか?
監督自身は次のような趣旨の発言をしている。
「映画を公開すると自分のところがモデルだという人たちがたくさんいる。トトロの時にも同じことを言う人たちはいた」「だが似たような風景はたくさんある」
確かに歴史の古い温泉旅館は「宮造り」の建物が多く同じような雰囲気になるので「似てる」と思う。
しかし公式コメントでは「江戸東京たてもの園」を参考にしたとあるので、千と千尋の神隠しは都市伝説で言われるような具体的な場所がモデルではない。
千と千尋の神隠しには幻の原作がある?
これは「原作」というより「原案」だが、「霧のむこうのふしぎな町」という児童文学が挙げられている。
実はこの本はジブリ作品に登場していて、「耳をすませば」のなかで天沢聖司が雫と一緒に図書館に居る時に読んでいる本がそうだ。
内容はリナという名前の小学6年生の少女が、夏休みに一人旅に出て霧の谷の森を抜けて不思議な街にたどり着き、そこで出会った変な人たちと交流するという話だ。
なかなか面白い作品らしいので、機会があったら読んでみて欲しい。
千と千尋の神隠しは死後の世界のお話?
これが千と千尋の神隠しで最も有名な都市伝説かもしれない。まず、本編の最初の方で危険な道を車で飛ばしていく描写がある。
ここで事故になったと考えると、「トンネルを抜ける=あの世に行く」ことだと考えられる。渡るのは三途の川だ。
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そして廃墟のような場所の先には不思議な街があり、神々を迎えるための用意がなされている。普通の世界では実体化した神様を見ることなどあり得ないので、これは霊の世界だと言える。
その証拠に千尋の身体が透けるような描写もある。死後の世界かどうかは別として、千と千尋の神隠しの舞台は霊的な世界であり、現世とは全く違う場所と考えるのが妥当である。
身体が透けるという描写の意味
よく死にかかった人や勢いが低下した人のことを「影が薄い」という。日本では昔から「影が薄い=体が透ける」というのが、あの世に行きかかっているという意味になるのだ。
そこで千と千尋の神隠し本編で、千尋が電車に乗るシーンを思い出してほしい。乗客たちは、皆半透明で「影が薄い」のだ。
また、線路が往復でなく片道なのは「あの世への片道切符」で、死後に行くところがある人が途中の駅で降りるとのこと。
この電車自体のモデルは小田急電鉄と相模鉄道だと言われている。相模鉄道は単線で、駅で往復の電車がすれ違う構造だ。
電車の途中駅に「火垂るの墓」の節子が…?
これは少女のおかっぱが節子に似ていることで出た都市伝説だが、明らかに年齢が違う。
そして、昭和の小学生以下の女の子は大抵おかっぱ頭なので特に意味がある描写ではないだろう。
「決して振り向いてはいけない」…ハクが発した言葉の意味
これはトンネルの入り口にあった「石ダルマ」と関係があるという。振り向いた人はあの石のダルマになってしまうという説だ。
真偽は定かではないが、銭婆からもらった千尋の髪留めが光って振り向くことを思い留まる描写がある。
この髪留めについては宮崎監督は「千と千尋の神隠しの世界が全部夢の中の出来事とはしたくなかった。
千尋は仲良くなった人たちと別れて悲しい目にあったので、せめて髪留めくらい残してやりたかった」
との発言をしている。向こうでの記憶を留める髪留めなので、きっと不思議な力があるのだろう。
行きと帰りでトンネルの造りが違う?
都市伝説ではトンネルが赤いのは既に向こう側の世界に入りかけていたからで、帰りに石造りのトンネルに変わっていたのはこちらの世界に戻ったからだという。
とは言え、これも真偽は定かではない。
やはりハッキリした設定ばかりではなく、千と千尋の神隠しの世界は不確定な部分が沢山ある。
他の記事でも様々な側面から謎に迫ってみたいと思う。