ポケモン都市伝説!「幻のブラック」バージョンは存在した
ポケモンの裏設定として、現実の日本をゲーム化したことがあげられる。
都市伝説も日本で最も多くささやかれているが、海外でも人気のゲームなので当然、海外バージョンの都市伝説も存在する。
その中で一番メジャーと言っても良いのが「ポケモン・ブラック」の話だろう。
とは言っても、日本でおなじみの「ポケモンブラック」ではない。
正規に発売されている「ポケモンブラック・ホワイト」とは関係無く、初代のゲームボーイ版にブラックがあるというのだ。
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ポケモン・ブラックの都市伝説とは?
都市伝説というものは語られるうちに尾ひれがついて、段々と内容が濃くなっていくもの。
現在のところわかっている範囲での正規バージョンとの違いをリストアップしてみた。
1.スタート地点のマサラタウンで選べるポケモンが4匹に増えている
2.増えている一匹とは「ゴースト」のこと
3.その外見はシオンタウンで登場する「幽霊」と同じ
4.使える技は「のろい」だけで、どれだけレベル上げをしても技は増えない
5.対戦で使用すると相手はコマンド入力ができなくなる
6.鳴き声は通常の半分の速度で再生したかのように低い
7.使用すると相手のポケモンは消えてしまう
8.ゴーストでジムリーダーを倒すと相手は死亡して墓が立つ
9.ゴーストのみを使用してエンディングまで進むとエンディングそのものが変わってしまう
では、次に違いを詳しく解説しよう。
※以下を聞きながら読むと怖さが増す。(音漏れに注意)
ポケモン・ブラックは呪われたゲームなのか?
まず、入手経路がとんでもない。ポケモン・ブラックのROMはアメリカ版2ちゃんねるである「4chan」のユーザがフリーマーケットで購入したもの。
当然、箱無しで真っ黒なカートリッジだったそうだ。そしてそのゲームの内容は、さらにとんでもないものだった。
ポケモン・ブラックのスタート地点は通常通りマサラタウンだが、オーキド博士に会うと通常の3匹以外にレベル1の「ゴースト」が選択できるようになっている。
このゴーストはどれだけレベルを上げても使える技は「のろい」だけ。技を覚えさせるのがポケモンの楽しみだが、それが否定されている。
しかし、このゴーストは対戦モードで使うと無敵のポケモンなのだ。
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それは対戦相手がコマンド入力できなくなってしまうという特性による。その際、相手の画面には「こわすぎて こうげきできません」と表示されるらしい。
「のろい」が発動すると画面は真っ暗になる。さらに半分の速度で再生されたかのように低い鳴き声がして戦闘画面に変わる。すると対戦相手のポケモンが消え去っている。
ポケモンでは各地のジムリーダーを倒してバッジを手に入れてポケモンマスターになるのが常だが、ゴーストを使用してジムリーダーを倒すと倒されたジムリーダーは死亡してしまう。
その際には、ジムリーダーが所有していたモンスターボールが1つ減っている。そしてその場所に墓が立つ。
さらにゴーストのみで四天王を倒してゲームをクリアすると、通常とは異なるエンディングを迎えるのだ。
殿堂入りポケモンがロールした後に「そして時は経ち…」と表示されてから場所はポケモンタワーに移る。シオンタウンにあるポケモンの墓場だ。
そこに佇む年老いた男、それこそが主人公の変わり果てた姿であった。移動速度は通常の半分で所持ポケモンは無い。そしてエンディングは終了し主人公の家に戻る。
そこではかつて殺したジムリーダー達が次々と現れては消えるという場面になり、シオンタウンのBGMが半分以下の速度でループする。
それからゴーストと主人公のバトルになるが、使えるコマンドは「もがく」のみ。HPが無くなりかけるとゴーストが「のろい」を発動する。すると操作不能になり画面は真っ暗になる…
最後に主人公はどうなるのだろうか?
今まで主人公が倒してきた相手同様、主人公も死んでしまうのだ。そしてセーブデータごとそっくり消えてしまうという。
これは因果応報で今までの行いが自分に返ってくるということらしい。海外版と言いつつ、なんとも日本的な世界観のゲームがポケモン・ブラックだったのだ。
もはや都市伝説の域を越えてカセットの色のみならず、内容までブラックだ。
これを入手した本人は、多分ROMライターで内容が書き換えられたのだろうと言っている。
とても冗談半分でプレイする代物じゃない匂いもするが…
もし、ポケモン・ブラックが存在するならプレイしたいと思う人もいるのではないだろうか…?