《ちびまる子ちゃん都市伝説》モデルになった人物と消えたキャラの謎

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ちびまる子ちゃんはご存知のようにジャンルとしては「エッセイ漫画」だ。つまり作者の日常生活と深く関連しているわけだ。なので登場人物も、実在の人物とモデルがそれぞれいる。

こういう場合は事実と妄想がごちゃ混ぜになって都市伝説が生まれやすい。例えば「はまじ」の元になった人物は当初、無断でモデルとして使われていたそうだ。

後に和解したらしいが、都市伝説によると当時はかなり問題になったらしい。この方はFM局のDJやサラリーマン、郵便局員と職を転々として現在はタクシーの運転手さんだとか…

このはまじのモデルになった人物はそのことをネタに本を書いており、その表紙はさくらももこ氏が描いたということなので、今は仲良くやれているのだろう。逆にモデルの人物が作者のことを全く覚えていないというケースもある。

有名な「長谷川健太(元サッカー日本代表)」氏は雑誌の企画で対談した際に作者を覚えていないと言っていた。ということで、この記事ではちびまる子ちゃんでモデルとなった人物にまつわる話をしよう。

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ちびまる子ちゃんの親友「たまちゃん」のモデルは国際派

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まず、ちびまる子ちゃんの親友「たまちゃん」について書いてみよう。これは実在の人物が存在し、都市伝説ではかなりリッチな家庭に育ったと言われている。金持ちキャラでおなじみの花輪くんはさすがに別格だと思うが、実際、高校を卒業後に留学もしていて貧乏ではなさそうだ。

作者とは小学校の同級生だが、中学は別に進んで高校で再会したとのこと。実際はクラスのリーダー的な役割で周囲の面倒をよく見たり、まる子ちゃん以外の多くの友達からも信頼が厚かったらしい。

他の記事でも紹介した通り、ちびまる子ちゃんの漫画は現実よりも「作者の願望」が多く表れていて、それが登場人物の描写に反映されているのがポイントだ。

そういう意味では、まる子ちゃんはたまちゃんと親友だったというよりは「親友でありたかった」のだろう。ちなみに、モデルになった人物にはきちんと許可を取っているとのこと。

アニメでは父親が過剰に干渉しているが、留学しているところを見ると実際は違ったのだろう。都市伝説によると国際結婚をして、現在はアメリカ在住のようだ。

ちなみにたまちゃんのお父さんは良い人で、変人扱いされているにも関わらず、自分がちびまる子ちゃんに登場したことをとても喜んでいたそう。作中にも出てくるライカのカメラはお礼として作者がプレゼントしたという話だ。

 

ちびまる子ちゃんの「脇役」と言えばこの二人

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一人は予想通り「丸尾くん」だ。「すたもツチノコ株式会社」を作るほどちびまる子ちゃんとの絡みが多く、キャラもかなり濃い。都市伝説によると丸尾くんにもモデルがいるが、ほとんどが作者の創作によるキャラクターだ。

小学校時代にいた「やたらと学級委員になりたがる男子」をモデルに人物像を作ったという。「丸尾末夫」という名前はホラー漫画を得意とする漫画家の丸尾末広氏から取ったということだ。

作者は怖がりのくせにホラー漫画が好きらしく、ちびまる子ちゃんにはホラー関係の漫画家から名前を貰ったキャラクターがもう一人存在する。

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それが「花輪くん」だ。花輪和彦という名前は花輪和一氏から取ったという。

この花輪くんにも「父親が悪い仕事をしている」という都市伝説があるが、そういう設定は無くモデルも女性である。作者の友人でお金持ちの女性がおり、その生活の一部をモデルに作られたキャラクターだ。

ちなみにこの女性、作者のエッセイには加藤さんという実在の女性の友人として登場している。
大のちびまる子ちゃんファンである私からすれば、作者と縁があって出演できる人たちが大変羨ましい。

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ちびまる子ちゃんの都市伝説で有名な「ゆみこちゃん」

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ゆみこちゃんは当初、ちびまる子ちゃんの友人として登場回数も多かったキャラクターで、たまちゃんと3人でいる描写も多かった。しかし段々と登場回数が減って、やがて全く登場しなくなったのだ…

そのため都市伝説では自殺したとも言われているが、これはデマだ。このキャラはモデルが存在しない創作キャラになるが、漫画が進むにつれて実在のモデルがいる「とし子」というキャラに取って変わられたというのが真相だ。

これは難しい問題だが、やはり実際の同級生たちから「私も出して」という要望が多いのだろう。また「ゆみこちゃん」の声優は「笹山かず子」(写真)という他のキャラも演じていて、こちらのキャラがメインであるため声が被るのを防ぐためでもあった。

しかし笹山かず子も創作キャラで、やはり実在のキャラばかりでは話が作れないので登場させたらしい。ちびまる子ちゃんの都市伝説では藤木くんに思いを寄せているという。

 

消えたキャラも多い?「えびすくん」の都市伝説

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これだけ長く続いた漫画・アニメなので話を進めるためには色々なキャラクターを登場させる必要がある。

しかしエッセイ漫画なので「モデルがいる」「○○で出せなくなった」という組み合わせで都市伝説が作られることを避けられないのだ。

その代表が「えびすくん」というキャラクターだ。

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あまり存在感の無いクラスメートで、学級委員の選挙で丸尾くんの対抗馬として登場したくらいしか大きな役割が無い。

ただし「みぎわさん」の隣に座っていたという理由で、ちびまる子ちゃんに登場する回数も多かったのだ。この「えびすくん」は出番が減ってその他大勢扱いのキャラクターになってしまったが、そのワケは「モデルの人物が捕まった」からだという都市伝説がある。

しかし、これはデマだ。実際にはモデルの人物はいないし、役割が無くなったので消えただけである。名前は漫画家の蛭子能収氏から取ったらしい。

これは作者の傾向だが、マンガ好きなのでコアな漫画専門誌を描く漫画家や、あまり有名でない漫画家の名前をキャラに付けているようだ。多分、キャラクターの人物像にその漫画家の作風の一部を反映させているものと思われる。

この辺りが都市伝説を生むきっかけになっているのだろう。「エッセイ漫画」のパイオニアと言っても過言ではないさくらももこ氏だが、その裏側にはエッセイ漫画ならではの多くの苦労があったことも想像できる。

今回は漏れてしまったので、さくらももこ氏のご家族や最終回の都市伝説については別の記事で紹介したい。

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