《クレヨンしんちゃん》超アニメ好きが選んだ「泣ける話」TOP5!

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実はクレヨンしんちゃんには泣ける話が結構ある。特に劇場版アニメには多い。というワケで、今回の記事では「クレヨンしんちゃんの泣ける話」を特集してみたい。

漫画版やテレビ版のアニメも含めると膨大な数があり「怖い話」と違ってデータがまとまっているわけではないので、劇場版アニメに絞ってランキングしてみよう。

ただ、極力「ネタバレ」は避けるようにするつもりだ。

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劇場版の「泣ける話」。脚本は誰が書いてる?

既にご存じとは思うが劇場版には原作が無い。当然、オリジナルストーリーを書いている人がいるわけだ。この人たちはクレヨンしんちゃん以外でも活躍されている方ばかりだ。

例えばクレヨンしんちゃん劇場版の初期に監督・脚本を務めた本郷みつる氏。彼はその後「IGPX」等スケールの大きな作品を残している。

また中期に「アッパレ戦国大合戦」等の監督・脚本をされた原恵一氏は、2015年に国際的な賞を受賞した「百日紅」を監督するなど活躍されている。

クレヨンしんちゃんの劇場版は中々に凄い人たちが作っているのだ。

 

劇場版の泣ける話路線は何作目から?

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これは9作目の「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」からと思っている方がWebでは多いようだ。しかし、実際には初期の「クレヨンしんちゃん 雲黒斎の野望」で感動したという人もたくさんいるのだ。

ということでWeb上の資料を参考にしつつ、記者の独断で「クレヨンしんちゃん 劇場版の泣ける話」ランキング(TOP5)をお届けしたい。

 

社会派の側面も…第五位は環境保護団体を皮肉った作品

第五位には「クレヨンしんちゃん オタケベ!カスカベ野生王国」を選んだ。

実は、これは臼井先生が亡くなる前に最後に確認された劇場版ということになる。同時にTVシリーズから長く声優を務められたよしなが先生役の高田由美さんと、双葉商事部長役の郷里大輔さんの引退作だ。

また監督も、本郷氏から「ノンタンといっしょ」のしぎのあきら氏に変わった。内容的にはカスカベ防衛隊の活躍が子供の心をわくわくさせると思う。

他にもひまわりがシロクマに変身して一家の危機を救ったり、みさえが人間の記憶を取り戻す際の親子の絆の描写が素晴らしく、まさに親子で見ていただきたい泣ける話になっている。

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なんと第四位はロボットもの!

記者が第四位に押したいのは、2014年作品の「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」だ。

全体の脚本は「天元突破グレンラガン」の中島かずき氏、カンタムロボの部分は初代監督の本郷氏が脚本を書いているのでまさにロボもの!またテーマ自体は「家族の絆」であり、音楽もそれに合わせて作られており感動できるものだ。

内容としても、まずロボとーちゃんになったひろしの姿に泣けてしまう。そしてロボとーちゃんの活躍にまた泣けてしまう。

悪役の側があと一歩オトナ帝国くらい魅力があれば良かったが、それでも素晴らしい作品だ。ただ子供よりもお父さん向けの泣ける話になってしまったので第四位にした。

 

興行収入歴代三位は泣ける話でも第三位!!

いよいよベストスリーだが、第三位は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!」とした。

題名には「歌う」とありミュージカル形式の展開だが、本作では音楽が重要なモチーフになっている。

「時雨院時常」と「碇ゲンドウ」のようにわかりやすいパロディも多いが、音楽と宇宙人と言えば「未知との遭遇」のパロディでもあるのだ。ストーリー上はしんのすけのシロに対する愛情が素晴らしい。

さらにシロを中心に見ると、シロに爆弾が付いてしまったのもしんのすけをかばったからであり、シロが自分から犠牲になるシーンも涙を誘う。

そして野原一家が根性だけで戦いシロを取り返す展開も、またまた泣ける。音楽を楽しみながらも泣ける話になっている。

 

第二位にはノスタルジックなあの話を…

もうお分かりかと思うが、第二位は「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」だ。

これはテレビアニメで放送した同じような発想の回が下敷きになっているのだが、ビデオとして発売されていない幻の原作回なのだ。

オトナは昭和へのノスタルジーで胸が詰まるが、お子さん達はしんのすけの活躍に盛り上がるだろう。

過去を振り返ることは決して悪いことではないが、「過去に戻ることは未来を捨てること」というテーマに真っ向から取り組んだこの作品は多くの人から「泣ける話ナンバーワン」とされている。

しんちゃん達が自らの手で未来を救う話だが、大人ファンのために作った要素も濃く、子供向け作品としては第二位とさせてもらった。

 

栄光の第一位!受賞数も半端じゃない

第一位は何と言っても「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」で決まりだ!

この作品がオトナ帝国に続いて公開されたのでクレヨンしんちゃんの劇場版の評価が高まった。本当に素晴らしい作品で、歴史物語として綿密な時代考証がされたアニメとなっている。

特に、武士が約定の際に行う「金打」(きんちょう)をこの作品で知った方も多いだろう。その脚本の見事さに実写化もされている。

ストーリーとしては時代劇ではなく、実はタイムスリップ物のSF作品。「身分違いの恋」と「野原一家の家族の絆」が織りなす物語は深みもあり泣ける話となっている。そして、大人も子供も同じ視線で物語を楽しめる作品だ。

7つもの賞に輝いたのも当然と言える。過去の「クレヨンしんちゃん・劇場版」は様々なストリーミング・サービスで視聴可能となっているので、是非多くの方にこのランキングを参考に見ていただきたいと思う。

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