知ると気マズくなる!「借りぐらしのアリエッティ」の都市伝説
「借りぐらしのアリエッティ」は宮崎、高畑いずれの監督も関わっていない珍しいジブリ作品である。そして、この作品の監督「マロ」にまつわる面白い都市伝説がある。
またジブリ作品の常連である俳優やアリエッティ自体のモデルに関しても、極めつけの都市伝説が見つかっている。
「借りぐらしのアリエッティ」について調査しているうちに、この作品のキーワードは「モデル」だということが分かった。
以下の記事でじっくり説明するのでお楽しみいただきたい。
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「借りぐらしのアリエッティ」の原作はめちゃめちゃ古かった!
このアニメが企画されたのは、なんと昭和40年代までさかのぼる。原作は「床下の小人たち」であり、その著者は1952年にカーネギー賞を受賞したメアリー・ノートン。
ちなみにこの原作はシリーズになっていて、全5作あるのだ。原題は「The Borrowers」(借りる者たち)という。
1961年に第4巻が出て終了したとファンは思っていたが、なんと1982年。21年の時を経て第5巻が登場して、そこで完結となった。
なんと原作ではアリエッティが大時計の中に住んでいたため、彼女は「アリエッティ・クロック」と名付けられた。この原作を目にした宮崎・高畑コンビは、すぐにアニメ化を考え始めたのだ。
当時は話が整わず見送りにはなったが、「借りぐらしのアリエッティ」としての制作話が2006年初夏に再燃した。
その際に鈴木敏夫プロデューサーは「宮崎さんが若いころに考えたんだから、若い人にやらせた方が良い」と提案。その結果、ジブリ史上最年少の米林宏昌監督が誕生したのだ。
鈴木氏は米林監督を大変買っていて、宮崎氏に「若い人」の候補を尋ねられた時、迷わず推薦したという。
米林監督の「借りぐらしのアリエッティ」に続く長編2作目の「思い出のマーニー」。こちらはアカデミー賞・長編アニメ賞に選ばれたので、鈴木氏の判断は間違っていなかったということだ。
「マロ」って何?借りぐらしのアリエッティの監督にまつわる都市伝説
ところで、この米林監督。彼がジブリに登場する「某キャラ」のモデルだったという都市伝説がある。
米林監督のあだ名は先に挙げた通り「マロ」だが、都市伝説では描いたあるキャラを見た鈴木氏が彼に向かって「マロにそっくり!」と言い放ったのがきっかけだそう。
さて、そのキャラというのが「千と千尋の神隠し」に登場する「カオナシ」だ。正直似ていて嬉しいとは思えないキャラだが、そんな経緯があったとのこと。
「カオナシ」というのは実はとんでもないキャラクターで、都市伝説ではその設定が詳しく語られている。
宮崎監督によると「カオナシ」の特徴は「コミュニケーションが苦手」「何を考えているかわからない」「いったん口を開くとすべてを飲み込む」「欲望の塊」「金で何でも買えると思っている」…とのこと。
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実はこれ、宮崎氏から見た「現代の若者像」なのだ。そういう意味で宮崎氏は、米林監督を信用していなかったのかもしれない。
この辺りは「ジブリ創作のヒミツ 宮崎駿と新人監督 葛藤の400日」というNHKのドキュメンタリー番組があるので、時間のある人は一度見てほしい。
「借りぐらしのアリエッティ」の都市伝説や裏話が色々と分かるだろう。
アリエッティのモデルが「ゴキブリ」と言う都市伝説はホント!?
都市伝説の世界には、「小人」であるアリエッティたちをある生き物のモデルだとする説も存在する。
そこで「借りぐらしのアリエッティ」に登場する小人、つまり床下で暮らすアリエッティたちの特徴を考えてみたいと思う。
沢山あるので箇条書きで整理しよう。
1.床下・戸棚の中・大時計の中など人の目に触れない物陰で暮らしている
2.暖かいところを好む
3.人間の食べ物を食べる
4.主に夜活動する
5.動きが素早くて床も壁も移動する
さてここから、どのような生き物を連想しただろうか?多分、黒くてテカテカした「あの厄介な昆虫」を思い出したはずだ。
とは言え「借りぐらしのアリエッティ」の主人公は女の子だし、流石に信じられないファンも少なくないだろう。しかし、この都市伝説には大きな理由があるのだ。
それは原作となった「床下の小人たち」がどこの国の作品かということだ。すばり、イギリスの作品である。そしてここでは、あの昆虫をジャムにして食べていたという驚愕の事実が存在する。
昆虫食として、「アレ」は大変優れているらしい。例えばタンパク質・脂肪・カロリーについて比較すると、豚肉のおよそ2倍だ。
また漢方薬として様々な効用があり、なんと抗がん剤としての効果も持ち合わせていたのだ…
これらを考慮すると、アレをモデルとして「借りぐらしのアリエッティ」の原作が描かれたと言うのも、まんざら都市伝説ではないのかもしれない。
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「神木隆之介」と「借りぐらしのアリエッティ」の知られざる裏話…
「借りぐらしのアリエッティ」のもう一人の主人公「翔」。実は彼にもモデルがいる。
と言うより、最初からその人をモデルにしてキャラクターを創造していったと都市伝説では言われている。
その人物とは「千と千尋の神隠し」で「坊」の役を担当した俳優、神木隆之介である。彼は「ハウルの動く城」では10歳の少年「マルクル」を。
さらに「借りぐらしのアリエッティ」でも、12歳の少年「翔」の役を吹き替えている。まさにジブリのレギュラー出演者だ。都市伝説ではこの経緯から、次は青年の役が来ると推測されている。
「借りぐらしのアリエッティ」でも鈴木敏夫プロデューサーが「大変複雑な役で病気という点もあり、この役は神木君しかいないと思っていた」ということで、キャラをデザインしていた時点で神木=翔だったようだ。
それは見た目だけでなく「雰囲気」「動き」に至るまで研究されたという。実は神木隆之介。彼は幼いころ病弱で大病を患っており、その生存率は1パーセントと極めて低いものだったとか。
そういう意味で、病気と戦う役はまさに打ってつけだったそうだ。
ちなみに都市伝説によると、アリエッティの家族を捕まえる家政婦のおばちゃんのモデルは、スタジオ内をうろうろしてスタッフに小うるさく文句をつける宮崎監督その人だとか…
天下の宮崎駿も、ジブリ内ではそういう風に見られていたというワケだ。
その後が気になる「借りぐらしのアリエッティ」だが…
「借りぐらしのアリエッティ」は原作をまとめて凝縮したものなので、新しい家に向けて旅立った「アリエッティたちのその後」は分からない。しかし原作はアメリカやイギリスでもテレビシリーズ化されていて、映画化もされている。
そちらを見れば何らかの手掛かりは掴めるかもしれないが、やはりアニメ「借りぐらしのアリエッティ」の続きは分からないのだ。また勝手に続きを創作する人たちがいて、いつものように悲惨な結末となっている。
新しい家に引っ越したアリエッティの一家。今度は床下ではなく屋根裏に住むことにしたのだが、そこにはネズミや毛虫がいて危険だった。
そして最後は猫にさらわれてしまい、その後のことは分からないとする都市伝説がある。また、翔の手術は奇跡的に成功したがアリエッティとは二度と会えなかったとされる説。
アリエッティたちは引っ越しに成功して、最終的には幸せに暮らしたという都市伝説もある。だがこれにもオチが付いていて、やがてアリエッティは結婚して翔にそっくりな子供が誕生するという展開になっている。
しかし、どれも勝手な創作に過ぎず正しいものはない。まあ都市伝説というのは、そもそも悲惨な結末になりがちなので仕方ないのかもしれない。
せっかく美しい風景(モデルは青森の盛美園)が描写されている「借りぐらしのアリエッティ」なので、美しい話として鑑賞したいと都市伝説記者は思ってしまうのだが…