【ジブリ都市伝説】となりのトトロには5つの裏設定が…

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有名作品には都市伝説がつきものだが、今回はジブリの名作「となりのトトロ」の都市伝説を紹介しよう。

内容的にはただの噂に過ぎないものから、もし本当だったら結構深刻なものまであるので、まず裏設定から検証していきたいと思う。

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となりのトトロには原作があった?

一般的にジブリ作品は原作付きのものが多いので、都市伝説でもそのように言われている。

ちなみにスタジオジブリ(第一期)の成立から見ると、最初の作品は「風の谷のナウシカ」でオリジナルだ。この作品は宮崎監督の思い入れが強いもので、後に漫画作品として完結している。

となりのトトロは二回目の作品で、高畑監督の「火垂るの墓」と同時上映だ。これに原作小説があったため、混同されたのではないか?

実際、となりのトトロは宮崎監督が「現場合わせ」で作り上げた作品なので原作は無い。それどころかどういう結末になるのか作り始めた時は全然わからなかったので、スタッフは大変苦労したらしい。

 

父と母の裏設定が興味深い…

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まずお父さんだが設定では32歳と若い。大学の非常勤講師で専攻は考古学。書いているのは都市伝説にある小説ではなく「アルバイトでの翻訳」と論文だ。

勇敢にも20歳で子持ちになった学生結婚の人だ。となりのトトロは多摩地区の開発の前の時代らしいから、多分旧帝大の大学院を出てあの家は「官舎」だと都市伝説では言われている。

お母さんも学生結婚だと推理されるので、旧帝大のインテリの可能性もある。まあ下宿先の娘さんというのが当時では一般的だったのでそうかもしれない。

病気は結核でサナトリウム(長期療養所)で治療中。昔は命にかかわる病気だったし、多摩地区には結核療養所が何ヶ所かあったので都市伝説でなく、そういう裏設定なのだろう。

 

となりのトトロと狭山事件の怖い関係

狭山事件は誘拐強姦殺人事件であり、となりのトトロとは似ても似つかない事件なのだが、都市伝説では関係があると伝えられている。

普通に考えれば残酷な狭山事件をモデルに子供向けのアニメを作る理由などないのだが。

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だが都市伝説によると、「さつき」「メイ」は5月を指していて狭山事件も5月に起こっているとか、姉が妹を探して錯乱したという説が絶えない。確かに事件は5月1日に起きたが、これは偶然に過ぎない。

さらに、狭山事件では姉は金の運び役であって妹を探したりしていない。また、さつきとメイの年を足すと16歳で被害者と同じなどというのはこじつけだ。

また、後に関係者が6人も自殺しているような不可解で残虐な狭山事件を都市伝説として関連付けるのは、少々不謹慎ではないか?

狭山事件に関して考察するのはこの記事の目的ではないので詳述はしないが、興味がある方はWebに情報が豊富にあるので調べて欲しい。

 

エンディング=回想シーンはデマ?

これも単なる「見た目だけ」のイメージから来ている都市伝説だ。

お父さんもお母さんも本編中よりも若く見えるからという理由で「回想シーン」と主張している意味のない説なのだ。

時系列的に退院から家族団らんまできちんと描かれているので、何の問題もなくお母さんが退院してみんな明るくなったというシーンだろう。

 

全てはお父さんの妄想だった?

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これも根拠のない都市伝説で、お父さんが書き物をしながら外を見て微笑むシーンだけを取り上げて「もしこうだったら良かった…」という話を小説に書いていると断定した説だ。

しかし、そもそもお父さんは本編中では小説を書いていないし、仮に妄想だとすれば周囲の人とのエピソードは意味がなくなってしまう。

お父さんは全体ではさほど重要なキャラクターではなく、むしろ影が薄い。妄想だとすればもっと回想シーンも多く、お父さん中心の描写がメインになってくるはずだ。

となりのトトロの都市伝説には、こういった作中のワンシーンだけのイメージで妄想を膨らませたものが多く混乱のもとになっている。

こういうものこそ都市伝説を思い付いた人の妄想と言えよう。まあ、そうやって色々ネタにされるのは「有名税」なのかもしれないが。

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