となりのトトロ、ネコバスの正体が明らかに…!【ジブリ都市伝説】
となりのトトロの都市伝説に関して考察していくが、この記事では「トトロ」とはいったい何者なのかということを中心に書いていきたいと思う。
精霊、妖精、はたまた妖怪…いったい何なのか?
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となりのトトロ=トロール説
これは名前としては近いものがあるので合っているように見える。では「トロール」とは何者だろうか。
これは北欧ではポピュラーなモンスターで、どちらかと言えば妖精に近い存在だ。なお有名な「ムーミン」はムーミントロールという名前だが、トロールをモデルにした妖精とのこと。
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決して都市伝説で言われているような「死神」ではない。北欧各国によって多少違いはあるが、どちらかと言えば「コロポックル」のような自然界の精霊として認識されている存在なのだ。
毛むくじゃらで身体が大きく、いたずら好きで夕方から明け方までしか姿を見せないらしい。色々と共通点があるのでこの説はある程度合っているだろう。
ちなみにトトロの名前は「ミミンズク」だという都市伝説もある。
トトロとコダマは同じ生き物だった?
また、となりのトトロはジブリシリーズ「もののけ姫」に出てきた森の妖精「コダマ」の成長した姿だとする説もある。
これは都市伝説と言うよりは、宮崎監督自身が「もののけ姫はこうして生まれた」という本でインタビューに答えて説明している。いわば公式見解なのだ。
木霊が「小さいトトロ(白)」になり、「中くらいのトトロ(青)」を経て「大トトロ」になる。
ちなみに小は109歳、中は679歳、大は1302歳という設定。もののけ姫の室町時代にはすでに存在していることになるので、まあ納得はできる。
「となりのトトロ」は元々湿地に生息していた?
これは出所不明なので都市伝説の可能性が高い。
となりのトトロは当初「所湿地草原のとなりのオバケ」という題名だったが、あまりにも意味不明で長いので「となりのトトロ」に改名されたという噂もある。
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同様に、宮崎監督の知り合いの子供が「所沢のオバケ」を口が回らずに「とろろざわのオバケ」と発音したため、やむなく「トトロ」にしたという説も出回るが、こちらも出所不明だ。
実際には、日本テレビの「金曜ロードショー」の公式twitterで「所沢にいるとなりのオバケ」を短くしたものだと書かれているので、この辺りから実話だと分かる。
ちなみに映画の劇場パンフレットには「埼玉・所沢の、自分のとなりにいるおばけ」を省略して「トトロ」となったとの記載まである。
ネコバスにまつわる都市伝説
トトロの正体が気になる一方、ネコバスの得体も謎に満ちている。
都市伝説では「あの世への乗り物」だと書かれているが、宮崎監督の説明によると「ネコバスは昔、ただの化猫だった。きっかけはバスを見たこと」だと明かしている。
さらに「ネコバスはそれまでカゴ屋にバケていたが、バスの姿に憧れてバスになった」とTHE ART OF TOTOROでも語られている。
よって、ネコバスの正体は「化け猫がバスに化けたもの」という公式説明の通りだ。
ちなみにバスの行き先は「塚森→長沢→三つ塚→墓道→大社→牛沼→めい」となり怖い地名が並んでいるが、となりのトトロの舞台である埼玉から町田辺りまでの「多摩地区」には、もっと怖い旧地名も多く存在する。
つまり気にしても仕方がないのだ。ちなみに「牛沼」は所沢にある。
七国山病院はどの辺りにある?
これも都市伝説では「八国山緑地」にある「東京白十字病院」がモデルという説が一般的だ。
しかし、多摩地区には結核の療養所が複数あるので特定のモデルは無く、一般的な結核療養所のイメージで作られた可能性が高い。
同時に「七国峠」も数か所にあり、どこがモデルであるという具体的な特定までは難しい。
都市伝説ではとなりのトトロの舞台は所沢市の「松郷」だとされているが、実際にはジブリのスタッフそれぞれの田舎やゆかりの地をイメージして描かれている。具体的には聖蹟桜ヶ丘・神田川・所沢・秋田etcだ。
ジブリ作品の「耳をすませば」は聖蹟桜ヶ丘(かつて宮崎氏が在籍した日本アニメーションがあった)を舞台とし、「平成狸合戦ぽんぽこ」も多摩ニュータウン辺りだとされる。
よって、埼玉から町田の間の多摩地区がイメージとして近いというのが正解だろう。
実際に検証していくと公式データがあるものも多く、都市伝説とされる怖い話もあながち間違っていないと推測できる。サツキとメイの都市伝説もきちんと検証して他の記事で紹介したい。