《ドラクエ2の都市伝説・裏設定》エンディング後や制作秘話がスゴい
別の記事でドラクエ1の都市伝説を紹介してきたが、ドラクエ2についても都市伝説はたくさんある。そのうちのいくつかを紹介しよう。
ところでドラクエ1が大ヒットしたからドラクエ2が作られたことになっているが、ドラクエ2は前作の発売前にすでに制作が始まっていたらしい。
ドラクエ1はいわゆる「じわ売れ」。最終的には180万本を売り上げたのだが、ドラクエ2の時点では意外にも売れるのか半信半疑だったのだ。
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「ドラクエ2」3王家の悲しい行く末
「行方不明」「消えてしまった」というのはまさに都市伝説にふさわしい設定だ。
データ容量は前作の2倍。初の「パーティ制」が導入されたドラクエ2では、ローレシアの王子(主人公)・ムーンブルグの王女・サマルトリアの王子の3人は「大神官ハーゴン」「破壊神シドー」を倒した後、悲しい最期を迎える。
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ローレシアは滅亡しローファの村になる。サマルトリアはロトの血筋でないものに王位が譲られ、ムーンブルグは王女の帰還後復興するが、最終的には滅亡してしまうというもの。
アレフガルドも滅亡した?国が消滅という都市伝説
「精霊ルビス」により作られ、その守護を受けていたアレフガルド。だが精霊ルビスは行方不明になり、何者かに封印され闇の世界と化してしまう。
当然、ラダトーム城も壊滅してしまうのだ。そしてロトの装備は「オーブ」に姿を変えることになる。
それぞれ「兜」は「ちしき」、「鎧」は「まもり」、「盾」は「ゆうき」、「剣」は「ちから」のオーブとしてゲームに登場するのだ。
王家の祖先が盗賊!?とんでもない裏設定
実はドラクエ2に登場する「デルコンダル王」はドラクエ3に登場する「大盗賊カンダタ」の子孫。
数々の派生作品にも登場するドラクエシリーズの有名人だが、なんとこんな裏設定もあったのだ。
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ちなみに「デルコンダル城」は王が遊び人だったため滅んでしまい、「デルコンダルの町」に格下げされてしまうというオチも付いている。
制作時間の不足による数々の変更事例
ご存知、バケた魔物の正体を写し出す「ラーの鏡」。ゲームをクリアする上で不可欠なアイテムだ。
最初は「風の塔」の最上階(宝箱)という、重要なアイテムを隠すのにふさわしい場所に置くはずだった。
しかし、ゲームバランスを整えているうちにその位置ではストーリー上、たどり着くのが難しいことが判明した。
結局、何の工夫もない沼地に置かれることになったのだ。同じような理由で「サマルトリア城」も場所を変更されていた。
ちなみに風の塔の宝箱は中身が空っぽだ。制作時間が足りなく、ゲームバランスを整える時間が無かったことがモンスターとのバトルにも影響。
プレイした皆さんは、エンカウント率に違和感を感じなかったろうか?また洞窟等で出会うモンスターが異常なほど強い。
前作の発売日は1986年5月27日だが、ドラクエ2の発売日は1987年1月26日。一見半年しか空いていないが、実際これほどの大作は半年では仕上げられなかったということだ。
実はまだある…データ容量不足による都市伝説
設計上のミスは他にもある。「ムーンペタ」と「ルプガナ」の間の砂漠には街が一つあって、イベントもある予定だった。が、結局データ容量の問題でカットされていた。
その結果、ムーンペタとルプガナの間には「世界地図」の3分の1にも及ぶ、歩くだけの長いルートが出来上がってしまったのだ。
またドラクエ3で登場する「オリビアの岬」も本来、ドラクエ2で登場するはずだった。しかし、これもデータ容量の不足で削られている。
エンディングでも舞踏会の演出が考えられていたが、こちらも同じ理由。都市伝説によれば他にもボツになったアイデアが沢山あるらしい…
かつて胸を躍らせてプレイしたドラクエにも、当然ながら裏事情はあったのだ。