作中で亡くなった人数が異常!名探偵コナンのヤバい都市伝説
漫画の連載、アニメが四半世紀以上も続いている人気作品「名探偵コナン」。特に推理物の場合は多くの伏線や謎があるので、都市伝説が多くなりがちである。
ところが、不思議なことに「名探偵コナン」では都市伝説をほとんど見かけない。が、決して無いワケでもない。
それは「名探偵コナン」の作中で亡くなった人数であり、その数はなんと1000人以上にもなる。漫画からアニメ、映画、ゲームまでを加えると、実に1200人を悠に超えてしまう…
さらにこの話のスゴいところは、被害者全員に「ストーリー」が付いているということだ。
そこで今回は、意外と知られていない「名探偵コナン」の都市伝説を厳選してお届けしたい。
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工藤新一が飲んだ「薬」の都市伝説
前述したように「名探偵コナン」には都市伝説がほとんど無い。そこで色々と調べてみると、かなり興味深い説が見つかった。
それは「APTX4869」。これは工藤新一がコナンに姿を変えた元凶となった薬だ。
このAPTX4869は「アポトキシン・シャーロック」と読むらしい。開発時の薬のコードネームもシャーロック・ホームズにちなんだものだし、組織の中でもそれに関した名前で呼ばれている。
これは面白い事実だが、ポイントは「アポトキシン」の部分だ。これは「アポトーシス」のことで、意味は「細胞の自壊作用」だ。
細胞にはプログラムされた自壊作用があり、形態変化などに活用されている。また癌化した細胞(遺伝子異常を起こした細胞)もこの性質によって破壊されるおかげで、通常は増殖しないのだ。
つまりアポトキシンは、この作用を促進することで細胞を死なせるらしいが、実はこの点が問題になる。
アポトーシスした場合に細胞は変形するので、明らかな異常が残ってしまうからだ。また、特定の細胞を指定できる作用もないので、本来なら「全身が崩れて死ぬ」というホラー状態に陥っていたはずだ…
ただ漫画の中の薬なので、工藤新一は問題なく(?)小学生時代の姿に戻っているが…もちろん現実世界でそんな事はありえないし、都市伝説並みの嘘である。
仮にそんな事をするためには、彼は次のような肉体を持たなければならない。
・それまでの細胞を破棄できる
・自分の生殖細胞から肉体を再生できる
・その細胞には破棄されるまでの記録があり、それを再現できる
・何もない状態から細胞の材料を得られる
いやいや、これではドラゴンボールのピッコロ様もびっくりだろう…
名探偵コナンと有名アニメを比較!初期設定にまつわる都市伝説
アニメ業界では、登場人物が年を取らず成長もしない「サザエさんシステム」と呼ばれる設定が存在する。
だが「名探偵コナン」の場合、周囲の描写も現実世界の発展と共に変化してきたことにお気づきだろうか?
本作は既に連載から四半世紀を超えているが、例えば名探偵コナンに登場する通信装置。連載初期のキャラクターは皆「ポケベル」しか持っていなかったのだ…
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若い方はご存知ないかもしれないが、ポケベルとは50音表とプッシュボタンで固定電話機から送られたメッセージを表示するだけの端末になる。
だから工藤新一がスマホを持つ回が放送された際には、中年視聴者を中心にWebでは「おかしい」という書き込みが大量にあったのだ。
「名探偵コナン」を小学生の頃に読んでいた世代は既に30代後半なので、無理もないが…
先述の通り「サザエさんシステム」。これは初期設定をイジりたくないがために昔の漫画家が考え出した仕組みで、登場人物は年を取らずに、服装も一年中同じである。
お気付きかもしれないが、時間の経過を追いかけると主人公の外見も変えざるを得ず、服装も考えなければならないので「面倒臭い」と言うのが最大の理由だ。
ちなみに、このシステムにはっきり異議を唱えて年齢や服装の変化を実践したのは、意外にもあの富樫義博先生。幽遊白書が最初だったのだ。
これに対して「ちびまる子ちゃんシステム」と言うのも存在する。これは登場人物のみならず、起こる物事もある時間内で固定されているシステムだ。
よって時代から遊離されているが、逆に「懐かしネタ」として穏やかな気持ちになれる。ちなみに、ちびまる子ちゃんは昭和40〜50年代でずっと固定されているのだ。
逆に名探偵コナンの場合、時代の移り変わりと共に面白い都市伝説が多く誕生するかもしれない。
名探偵コナンのライバル、「黒羽快斗」は工藤新一と従兄弟!?
怪盗キッドの二代目、黒羽快斗。(初代は父親の黒羽盗一)彼は当初、ゲスト程度の扱いだったが、今ではセミレギュラー的に名探偵コナンのライバル役として登場している。
だんだんとキャラが膨らんできて「まじっく快斗」というスピンオフ作品まで出来てしまった。都市伝説によると、父親はマジシャン、母親は女盗賊という血筋らしい。
そして最大のポイントと言えば、外見が工藤新一と瓜二つというところだ。まるで双子だし、声までそっくり(声優が同じ)だ。
とは言え、まったく血の繋がりは無い。つまり完全に遺伝子が違うという事だが、これは結構怪しい。
そこで都市伝説では、名探偵コナンと怪盗キッドは「従兄弟同士」であるという説が出ている。つまり父親の工藤優作と黒羽盗一は、「実の兄弟」ではないかという話だ…
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しかし都市伝説記者の見立てでは、この説でもまだ甘い。もう一歩踏み込んだ解釈をしなければ説明が付かないからだ。
実は声が全く同じというのは、「喉頭」「声帯」「気道」「口腔」の形状が全て同じでなければ有り得ない。ただし、一卵性双生児の場合には考えられる。
つまり提示されているデータからすると、名探偵コナンと怪盗キッドは一卵性双生児のはずだ。しかし、これだと物語が成り立たなくなってしまう。
なので次に推測されるのが、こちら。
・工藤優作と黒羽盗一は一卵性双生児
・工藤有希子と黒羽千影は一卵性双生児
という説だ。確かにこれなら、名探偵コナンと怪盗キッドが瓜二つになる可能性も出てくる。
もっと突っ込んで「工藤優作と黒羽盗一は同一人物。工藤有希子と黒羽千影は同一人物」としても良いが…
そうなると描写にも矛盾が生じてしまうので、双方の父母が「一卵性双生児同士」という所で止めておきたい。
名探偵コナン、登場キャラの名前の由来
Wikipediaを読むとかなり頑張って「名探偵コナン」の登場人物の名前の由来を調査しているのが分かる。ただし、やはり漏れがあるようだ。
と言うことで都市伝説記者がその漏れを指摘しつつ、名前の由来を補完したいと思う。
服部平次 → 忍者の服部半蔵と銭形平次 異説には服部刑事(探偵物語に登場)
赤井秀一 → キャスバルの愛称「赤い彗星」と声優の池田秀一
円谷光彦 → 特撮モノの監督、円谷英二と探偵浅見光彦
白鳥任三郎 → 「チームバチスタの栄光」の白鳥圭輔と古畑任三郎
ジョディ・スターリング → 「羊たちの沈黙」のFBIスターリング捜査官と、演じたジョディ・フォスターから
その他にもあるが、有名どころを挙げるとこんな感じになる。都市伝説をまとめると、命名に使われた材料は以下となる。
1.作者の友人・後輩等の関係者の名前
2.声優・俳優の名前
3.ルパン三世等の怪盗アニメの登場人物
4.シャーロック・ホームズ等の推理小説の登場人物
5.ジェームズ・ボンドシリーズ等のスパイ映画の役名・映画監督等の関係者の名前
6.サッカー選手の名前
7.魔術師の名前
「名探偵コナン」に登場する人物名はほとんどが「作者の趣味」から命名されているが、多くの登場人物の名前にきちんと由来があるのはスゴいと思う。
ところで目暮警部の「十三」という名前は、映画の関係上、急遽付けられたらしい。この辺りは結構テキトウなのが微笑ましくもある。
ちなみに名探偵コナンの都市伝説は、主に黒幕や最終回に関することが多い。
こちらも別の記事で詳しく明かしているので、一度ご自身の目で確認してほしい。