黒幕はアガサ、光彦ではなくアノ方…!【名探偵コナンの最終回】
「名探偵コナン」の最終回はもう出来上がっているらしい。なんでも、最終回の原稿は既に集英社に保管されているとのこと…
これは作者の青山先生が、自分に何があっても最終回だけは出版できるよう配慮されたからだとか。
確かに名探偵コナンは推理物なのにあまり伏線が無く、テクノロジーを使っている割に整合性も意識されていない。
そして時間軸が乱れているので、最終回を先に書いてしまう事も可能だろう。ちなみに「絶対にコナンは泣かない」はずなのに、最終回では泣いているらしい。
この記事では「名探偵コナン」の真の黒幕、そして最終回の結末について特集しよう!
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黒幕は「アガサ博士」じゃなかった?
Webの都市伝説にも「アガサ博士の黒幕説」はたくさん載っている。だが、根拠自体は薄弱だ。
黒の組織のメンバーは「ジン」「ウォッカ」「ベルモット」など…分かりやすい法則でコードネームが付いている。アガサ博士にも「アートン・アガサ」と言う飲み物があるので、この辺の繫がりが黒幕説として浮上しているのだ。
またアガサ=アガサ・クリスティで「ミステリーの女王」と呼ばれ、作家としてはコナン・ドイルの恩恵を受けたことになる人物だ。これをライバルと書く人がいるが、まず時代が違うだろう。
他にアガサ・クリスティは「ホームズ作品が嫌いだった」という説もあるが、こちらも根拠にはならない。
ちなみにアガサ博士は発明家・科学者・プログラマーと非常に多才な人物。手広く黒幕の話まで出ているが、流石に決め手とまではいかない。
名探偵コナンこと、工藤新一に正体を隠すように強く迫ったのがおかしいと言う人もいるが、殺されたはずの人間が生きている事実を隠すのは当然だろう。
このようにアガサ博士が黒幕である根拠はほとんど無く、都市伝説としても弱い。何より公式に作者が否定しているので、この説はほぼ無いと結論付けて良いだろう。
名探偵コナンの最終回につながる「光彦=黒幕」説
続いて「光彦の黒幕説」だが、こちらはさらに信憑性が薄い。と言うのも、その根拠が「頭が良いから」というものだからだ。
確かに名探偵コナンにも負けない片鱗と言うか、推理力をごくたまに見せるが、それを指しているらしい。ここを起点に光彦の黒幕説はさらに飛躍するのだ。
小学校一年生にも関わらず推理力がハンパないのは、アポトキシンを飲んで子供に戻ったからだと都市伝説では推測されている。つまり「黒の組織の人間」だと言いたい訳だ。
ここまで来ると、都市伝説と言うよりも完全なこじ付けに聞こえるが…この「光彦=黒幕説」は根強く都市伝説として広まっている。
と言うのも、コナンの作中にはそれを匂わせる偶然やシーンが多数あるからだ。
例えば光彦の「円谷」という苗字が烏と関係していたり、大人の切符を間違えて買って妙に焦っている場面などである。
しかしこれに関しても、作者が公式的に否定しているので実現は難しそうだ。
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じゃあ、名探偵コナンの「本当の黒幕」は誰?候補や条件を列挙!
それでは現在、都市伝説に挙がっている黒幕候補を一覧してみよう。
1.ジェイムズ・ブラック(FBI捜査官)
2.宮野エレーナ博士
3.妃英理弁護士
4.吉田歩美
5.円谷光彦
6.白鳥任三郎刑事
7.烏丸蓮耶大富豪
8.作家工藤優作
9.アガサ博士
10.アガサ定子
11.青山剛昌
12.魔術師黒羽盗一
…では次に、黒幕としての条件を見ていこう。
まずは灰原の証言「到底信じがたい人」、そしてビスコの「あの方に長年仕えた」、ベルモット曰く「慎重過ぎて石橋を叩き過ぎて壊す」ということが前提だ。
さらに、黒の組織は50年以上続いているので老人であろう。しかしこれに関しては、アポトキシンの副作用で若返っているという都市伝説もある。
例えば、ベルモットは彼女の母親と同一人物。つまり薬で若返って「一人二役をやっている」とFBIのジョディに指摘されている。
だから老人のはずだと言って、外見を黒幕推理の前提にすることは出来ない。ではここで、作者が雑誌のインタビューなどで明確に否定している人物を挙げてみよう。
1.ジェイムズ・ブラック
2.妃英理
3.吉田歩美
4.円谷光彦
5.白鳥任三郎
6.工藤優作
7.アガサ博士
8.毛利小五郎
9.毛利蘭
10.工藤新一
こうなってくると「宮野エレーナ」「烏丸蓮耶」くらいしかそれらしい人物は残らない。しかしこの二人では、読者がアッと驚くことは無いだろう。
だが、特定の巻を読むと黒幕が分かってしまうと作者がインタビューで言っているので、すでに登場した人物だという事だけは確かだ。
都市伝説として「黒幕の推理」は多く行われているので、既に犯人は出ていると考えて良いだろう…
作者が予測する、名探偵コナンの「真の黒幕」はアノ方!
結局、既存の都市伝説を調べても確からしい話が出てこないので、記者が独自に「黒幕の予想」をしてみよう。
何しろこれは「名探偵コナン」の作者の設定なので、ポイントは「作者ならどう考えるか?」という点だと思う。
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まず、公式に否定されている人物は除外すべきだと思う。何故かといえば「やっぱり嘘でした」何ていうのは格好悪いからだ。
次にドリンク系の名前だが、これは単なるコードネームだろう。既に作者のインタビューで「本名は明かされている」と宣言していたので、ここにこだわっても仕方がない。
名探偵コナンの作中では、本名とコードネームには関係が無いことも分かっている。では、何を手掛かりにしたら良いのだろうか?
それはやはり「対決の構図」だと思う。「名探偵コナン」の構想を練っている時に、最終回で黒幕と対決するという構図は考えられていたはずだ。
そこから考えると、注目すべき人物がいる。それはズバリ「ジェームズ・モリアーティ教授」だ!
作者はルパンvsホームズがやりたくて「名探偵コナン」を描いた。そして「怪盗キッド」を登場させ、スピンオフも描いた。
しかし黒の組織はこの構想とは違う。黒の組織の根本は「天才が率いる犯罪行為もいとわない集団で、科学力を誇る」というものだ。
様々な映画・アニメ・漫画でこのような組織が登場するが、その全ての発祥が「ジェームズ・モリアーティ教授」なのだ。
シャーロック・ホームズの宿敵にして「犯罪界のナポレオン」と呼ばれる大ボスだ。彼こそ組織の黒幕にふさわしいのではないか。
しかし、直接に関連を思わせる「ジェイムズ・ブラックの黒幕説」は作者によって否定されている。ではモリアーティ教授は、いったい誰なのだろうか?
実はモリアーティ教授のモデルやキャラクターには、複数の関連人物が挙げられているのだ。
まず人物名を列挙する前に、モリアーティ教授の人物像を考察しよう。
・家柄が良い
・一流の教育を受けている
・数学の才能に恵まれている
・尋常でない精神力の持ち主
・遺伝的に犯罪者としての素質を持つ
ということだ。外見に関しては参考にならないはずなので、こちらは考慮しない。
では過去に、シャーロッキアン(シャーロック・ホームズシリーズの研究者)が考察したモデルを挙げていこう。
それは「哲学者フリードリッヒ・ニーチェ」「物理学者アルバート・アインシュタイン」「国際的大泥棒アダム・ワース(別名ハリー・レイモンド)」という実在の人物たちだ。
また、シャーロック・ホームズの作中の人物としては「切り裂きジャック」「花嫁失踪事件のセント・サイモン卿」が挙げられている。
さらに「モリアーティ」という名前は、コナン・ドイルの母親の「メアリー」を変形したものだという説もある。以上が真の黒幕を決定する要素だ。
ここで重要なのは「アダム・ワース」は実際に「犯罪界のナポレオン」と呼ばれていたということだ。つまり、黒幕の属性は「大泥棒」と考えられる。
ということで、都市伝説記者が予測する黒幕は「黒羽盗一」だ!そしてこの説には、さらに続きがある。
それは「黒羽盗一=赤井秀一=沖矢昴」という説だ。アポトキシンで若返って変装しているのだろう。
ここで都市伝説記者が判断のポイントとしたのは、「声」だ。作者は声優に詳しく、指定までしている。
沖矢の声は置鮎龍太郎だが、黒羽と赤井の声は池田秀一になる。この名前を三つ並べてみて、何か見えてくるものはないか?
はたして都市伝説記者の予測は当たっているだろうか?
名探偵コナンの「最終回」や伏線を大予想!
ということで、作者が張った伏線はズバリ「怪盗キッドの登場」そのものだ。名探偵コナンの連載を始めた当初、どこかでモリアーティを出すつもりだったのだろう。
シャーロック・ホームズでも、連載を止めたくなったコナン・ドイルが急遽作ったのが彼だからだ。
しかし物語を進めていくうちに「ルパンvsホームズ」をやろうとして、このアイデアを閃いたのだと思う。
だから最終回の展開は「黒羽盗一=赤井秀一=沖矢昴」ということが明かされ、名探偵コナンと黒幕が対決するということだろう。
そこでシャーロック・ホームズのように「両者相打ち」という形で決着し、3年後に時間が飛んで工藤新一が復活する…といった最終回を予想する。
今回は大胆に独自の都市伝説を打ち立ててみたが、楽しんでもらえただろうか?