作者の家族を描いていた?ちびまる子ちゃんのリアル都市伝説
何しろエッセイ漫画でさくらももこ氏の小学校時代をモデルにしているので、なにかと噂が持ち上がる。
特に家族に関しては、キャラクターを作ってしまうと実際にあったエピソードが使えなくなってしまうので苦労が多かったようだ。
またさくらももこ氏の家族も漫画に登場するが、エッセイでは語られない場面もある。
さらに彼女の実家に関しては、Web上にも間違った情報が上がったりしていて混乱が見られる。
今回はそのような情報も精査してなるべく正しい情報を上げてみた。とりあえずこの記事では、さくらももこ氏の家族に関して都市伝説を含めて解説していきたい。
Sponsored Link
↓本日のネタはこちら↓
ちびまる子ちゃんのおじいちゃんは「作者の理想像」だった
実際のおじいさんとは仲良しではなかったと作者がエッセイの中で描いている。性格も意地悪で大嫌いだったということだ。
葬儀の際には「お寿司が食べられる」というので喜んだとまで書かれている。さくらももこ氏のお姉さんは祖父の死に顔を見て微笑んでいたとも書かれている。
やはりここでも、ちびまる子ちゃんというのは作者の願望を描いた漫画であることが分かる。
モデルがいてある程度事実を元にしたエッセイ漫画ではあるが、ほんわかした部分のほとんどは作者の願望が描かれているのだろう。
実は美人で強かだったおばあちゃん
ちびまる子ちゃんのおばあちゃんの口癖の「ちっとぐらいカビが生えているほうが身体に良いんじゃよ」というのは有名だが…
これは実際にあったことで「火鉢に落ちて灰まみれの饅頭」「「カビが生えたパン」などを平気で食べていたという。
都市伝説では若いころは美人だったらしい。実際に見た人の話を聞かないのでこの真相は不明だ。
さくらももこ氏の家族が似ているかどうかは、Web上にご近所に住んでいた人のブログが複数あるので、丹念に記事を拾っていくとわかるだろう。
ちびまる子ちゃんの父「ヒロシ」の仕事とは?
さくらももこ氏の実家が「八百屋」であることは有名だ。当然、父のヒロシは八百屋ということになるが、さくらももこ氏はかなりの面倒くさがりやらしい。
「八百屋の店先を描くのが面倒くさい」という理由だけでサラリーマンの設定に変わっている。しかしサラリーマンの日常生活がわからなかったため、ヒロシの服装だけ八百屋のような格好なのだ。
同時に会社員の仕事風景や家庭生活も想像できなかったため、ちびまる子ちゃんにはヒロシの仕事やスケジュールに触れる回は存在しない。
逆に出てくるのは貧乏に関するエピソードだ。ちびまる子ちゃんの家にはストーブが無いが、これは実際にさくらももこ氏の家にもストーブが無かったからだという。
都市伝説によればストーブをめぐる会話は実際に多かったというが、結局買ってもらえなかったそうだ。それどころかNHKの受信料も誤魔化していたという(当時はカラーテレビのほうが受信料が高かった)話だ。
カラーテレビ用の屋外アンテナは形が違うので、さくらももこ氏の家では父の指示で屋内アンテナだった。そのため作中にも「テレビに映りが悪い」というエピソードは多く出てくる。
しかし今のお子さんにはわかってもらえないエピソードなので、最近は描かれることも無くなった。この父ヒロシにも「ニートで働いていない」「浮気をして逃げた」「逃亡先で亡くなった」などという都市伝説が噂されているが、もちろんデマだ。
Sponsored Link
もう八百屋さんは廃業したらしく、静岡市清水区の入江商店街の一角にある実家の一階はガレージに改装されているらしい。これは観光バスが止まって迷惑をかけるからという都市伝説もある。
ちなみにWebにある写真では間違って「いちろんさん=堀尾商店」を写しているものが多いので注意だ。
ちびまる子ちゃんの「お母さん」は実物とかなり似ている?
実はエッセイの中にも母親に関するエピソードはあまり出てこない。さらに不思議なことに都市伝説もない。
「統合失調症になった」というものはあるが、もちろんデマだ。ただ一つ確かなのは「漫画のお母さんと実際のさくらももこ氏の母はそっくりだ」ということ。
さくらももこ氏の実家の隣人が彼女の母を目撃したというブログがあるので、ほぼ間違いない話だと思われる。
お姉さんの「咲子」は都市伝説だらけ…
姉の咲子は特に成績優秀という訳でもなかったらしいが、読書好きだったという。彼女は生まれながらの喘息で身体も弱く、大人しい性格だった。
友人からも「さくらさん」と呼ばれていて、外で暴れまわっていた作者とは正反対の学生生活だったとエッセイの中で明かしている。
だがこのお姉さんにも都市伝説があり「借金をたくさん作った」「怪しいところに勤めている」と書かれてしまっているが、元は保育士だったのだ。それがバイクで転倒して続けられなくなったので、次は静かな仕事を選んだそうだ。
作者の最初の夫が編集者だったので、その縁で有名漫画家のマネージャーもしていた。またゲームボーイアドバンスのゲームソフト「さくらももこのウキウキカーニバル」では企画やシナリオを任されていたのだ。
ちょっと頼りないところがあるので「宗教にハマっている」という都市伝説もあるが、実際のところは不明である。
ちびまる子ちゃんの「最終回」に関する都市伝説はデマ?
Web上では「友蔵が株で大もうけして一家は金持ちになった。そして豪邸に住むようになり、子供二人は大学を卒業。さくらももこは上京して漫画家になった」という都市伝説がある。
が、このような漫画もアニメもない。原作の漫画は現在も不定期掲載中なので最終回はまだ描かれていないのだ。
さらにアニメも放送中で、最終回など存在しない。それどころか長寿放送を記念するイベントや商品なども多く、アニメと漫画はまだまだ続いていくと見られる。
サザエさんほどではないが、ちびまる子ちゃんも国民的と言って良いほどのアニメだ。やはり日曜の夜は家族で安心して観れるアニメが必要なのだ。