【進撃の巨人】都市伝説…あのキャラの意外な伏線やモデルが明らかに
「進撃の巨人」と言えば続編が待望されているのにアニメが続かないことで話題だが、このアニメのオープニング「紅蓮の弓矢」には進撃の巨人の世界観にかかわる深い意味があるとの都市伝説がある。
例えば、最初のドイツ語の歌詞だ。
「Sie sind das essen und wie sind die Jager」
日本語に直訳するとわかり難いので、ドイツ語の近縁言語である英語に訳してみよう。
「They are the meal and we are the jaeger」
このポイントは「jaeger」にある。言葉の意味は「トウゾクカモメ」だが、ミリタリーでは「軽歩兵」のことで発音は「イェーガー」だ。これでイメージができると思う。「奴らは獲物で我らは猟師だ」というのが最も近いと思う。
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このほかに「嚆矢」もポイントである。読み方は「こうし」で物事の先頭を切るという意味だが、原義は「鏑矢」(かぶらや)だ。戦の最初に鏑矢という音が鳴る矢を放つ。
それを合図に矢合戦が始まるわけだが、ここで「紅蓮の弓矢」と呼応しているわけだ。この他の分析だけで記事が終わってしまうのでここまでにするが、興味のある方は調べて頂きたい。
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都市伝説!進撃の巨人の「単行本の裏」には…
単純に言うと「表紙裏のことば=ウォール教の聖書」という都市伝説だ。原文すべてを記載することは、Webにあるので割愛させて頂こう。
片仮名で書いている人も多いが、分かりやすく漢字仮名交じりで(ポイント部分のみ)書き出して解説してみよう。
「…人類は新天地への航海を…」
航海というのが海を渡る意味なのか、飛躍して宇宙空間を移動する意味なのかは、まだ分かっていない。
「…人類のほとんどが死滅したがその大半は人同士の…」
これは脱出する手段を奪い合って、人間同士が殺しあったことを指す。
「…逃げ惑う人々」「…乗れたのはごく少数の権力者…」
この部分が前の殺し合いの説明になる。
「航海は難航を極め…」「新大陸ここを…」
地球には新大陸など無いので、ここから宇宙空間という話が出てくる。
「…元々強大な壁が…」「この壁の中には…」「この壁の中に…」
これが壁を崇める「ウォール教」の主張につながってくる。
ただこの聖書自体が読者を誘導する目的だという都市伝説もある。進撃の巨人には伏線がたくさん張られているが、この後も色々と解説していこう。
進撃の巨人はキャラクターの名前にも都市伝説が!
エレン・イェーガー
まず主人公「エレン・イェーガー」の都市伝説だが、歌詞にあるように「猟兵」という意味だ。しかし原義の「トウゾクカモメ」でも意味は通じる。
空中で大型の鳥が落としたりする獲物をかすめ取ることから、この名前が付いたのだ。また、この辺りで「猟兵」についても触れておかなければならないだろう。
まず昔は歩兵で「戦列歩兵」と「散兵」が区別されていたことがあった。「戦列歩兵」の概念は、映画「グローリー」や「ロード・オブ・ザ・リング」を見るとわかるだろう。
日本古来の武士を見てもわかる。「陣形」を組み「戦列」を敷いて戦う兵士たちだ。
それに対して「散兵」は、バラバラに展開して遊撃兵として戦闘する自由な兵士だ。その中で「一撃必殺」を期して展開していく狙撃兵や航空騎兵が猟兵の子孫だ。
エレン・イェーガーは由緒正しい猟兵の子孫で、自由に展開して戦いを行う空中機動兵というわけだ。
ミカサ・アッカーマン
次に「ミカサ・アッカーマン」だが、こちらは都市伝説ではない。
「ミカサ」の由来は日露戦争の日本海海戦でロシアのバルチック艦隊を破った、日本海連合艦隊の旗艦「戦艦三笠」だ。そして「アッカーマン」の由来は誰も書いていないが、都市伝説記者にはわかる。
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それはSF界では知らぬものは無い「フォレスト・J・アッカーマン」だろう。彼はSFコレクターであり版権代理人であり、日本のSF界にも貢献したSFファンの元祖だ。
老衰で死ぬ間際にも「バラク・オバマに投票するまでは死なない」と、死の直前にアメリカ最初の黒人大統領に投票してから亡くなったという信念の人だ。まさにミカサ・アッカーマンの由来に相応しい。
アルミン・アルレルト
次に「アルミン・アルレルト」の都市伝説だ。これは「Armin Arlert」とつづると思われる。
アルミンは「兵士」とする解説が多いが、これは間違いだ。ドイツ語の兵士は「Soldat」で英語の「Soldier」である。
ドイツ語的に「Harman」と考えたのだろうが、無理がある。さらに最近の都市伝説だが「アルミン=女性」という説がある。
ドイツ語の名詞には性別があり、そこからの語形変化を主張するサイトもある。現状ではアルミンの由来は「不明」とするのが正しいだろう。
ということは、一見重要に見えて深いキャラではなさそうと言うのが都市伝説記者の判断だ。
リヴァイ・アッカーマン
そして、最後の都市伝説は「リヴァイ・アッカーマン」だ。
進撃の巨人ファンならだれもが気になる人物である。何しろ「リヴァイ・アッカーマン」は本名ではなかったと言うのだから。
とは言え、まずは仮名の方の都市伝説を検証しよう。「リヴァイ」はヘブライ語由来で「固着する・結ぶ」という意味だ。
「アッカーマン」は育ての親の姓で「戦士の一族」らしい。だが彼の本名は「リヴァイ・レイス」で、王族であるという都市伝説が浮上してきた。
さて、この都市伝説の行方はどうなるのだろうか?ここに挙げた人物以外にも、ネーミングに深い意味があるキャラクターは多い。
Web上には専門に解説しているサイトもあるので、興味がある方は調べてみると良いだろう。
「進撃の巨人」に登場する巨人のモデル
実は作者の諌山氏、彼は大変な格闘技ファンだ。そのため巨人たちの体格や顔だちは「格闘家をモデルにしている」という都市伝説がある。
まず巨人化したエレンのモデルは、UFC等で活躍するミドル級の「岡見勇信」らしい。彼の場合、顔つきではなく体型のみを参考にしたとのことだ。
「鎧の巨人」のモデルは、元WWEチャンピオンだったヘビー級の「ブロック・レスナー」をモデルにしているらしい。設定資料によるとK−1選手の「アリスター・オーフレイム」や「ヴァンダレイ・シウバ」の名前もあるとのことで、基本的にはヘビー級のレスラー体型だ。
また、大きな秘密を秘めている「獣の巨人」のモデルは二人いる。まず顔だちだが、元UFCミドル級チャンピオンの「リッチ・フランクリン」がモデルだ。
彼は元数学教師という知的な感じがちょうど良かったという。体型は元UFCライトヘビー級チャンピオンの「フォレスト・グリフィン」だ。
彼の手足が長く、野性的な体系が設定にあっているということらしい。これらの選手以外にも「ジェロム・レ・バンナ」や「ニック・ディアス」、「ジェイク・シールズ」や「ホナウド・ジャカレイ」などが挙げられている。
またキャラクターの名前にも、格闘家の名前をアレンジしたものが複数ある。
進撃の巨人に噂される「世界線」とは?
これは都市伝説だが、進撃の巨人の設定は「世界線の乗り換え」だという都市伝説がある。ここで「シュタインズ・ゲート」など他の作品にも出てくる「世界線」という概念を説明しておこう。
この世界は「三次元」だと言われていて、「縦・横・高さ」の3本の軸があり「空間」でできている。これが「四次元」になると「時間」という軸が加わるが、我々は時間を移動する能力を持たない。
世界線とは、我々のいる空間が時間軸に沿って過去から未来へと移動していくときに出来る線だ。これは一瞬一瞬に無数に分岐していくと言われており、いったん過去に戻ると同じ線をたどることはできないとも言われている。
進撃の巨人の世界は、時間がある程度経過するとエレンが過去に戻り、別の世界線に入り込んで別の未来に向かっていくという設定だと都市伝説では言われている。
これは作者が認めていないのでただの都市伝説だろうが、SFとして考えると中々面白い都市伝説だと思う。
放送が危ぶまれた進撃の巨人
これは本当かもしれない都市伝説だが、「進撃の巨人」は危うく放送中止になるところだったらしい。それは巨人のデザインが問題化したからだという。
巨人の中には「奇行種」と呼ばれる意味不明な行動をとる種類も存在するが、その顔立ちが「知的障害者」のようで差別につながると抗議があったとのこと。
ところがこういった「抗議」「クレーム」の事実は無かったことから、この騒動自体がいわゆる「炎上マーケティング」(問題となる報道をさらした宣伝行為)だったのではないかと言われている…よって都市伝説として広められているらしい。
さてここからは都市伝説ではなく裏話だが、進撃の巨人は「続編アニメ」が待望されているのに制作されない。それは「作画が間に合わない」からだ。
実際に「放送事故」のような回があったので、ご覧になった方もおられるだろう。これは以下のような理由によるのだ。
アニメには「バンク・システム」というものがある。簡単に言うと「使いまわし」のことで、主に背景とモブ・シーンがその対象となる。
しかし、進撃の巨人のアニメでは同一の背景が出てくることはめったにないし、また同じような群衆シーンが出てくることもない。そのため毎回全部のシーンを描かなければならず、作画が間に合わないのだ。
作画を間に合わせるためには、より大きなチームを作り監督も増やさなければならないが、アニメの世界ではこれが大変難しい。アニメの制作チームは大体同じようなスケジュールと規模で動いていくので、簡単には人を増やせないのだ。
「進撃の巨人」は他のどの漫画にも似ていない優れたSF作品だ。その都市伝説は多いが、複雑な設定や伏線があるのがその理由である。
今後様々な謎が明かされるのに連れ、さらに多くの都市伝説が生まれることだろう。