使ったら最後…!?ドラえもんの怖い話【道具まとめ】

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怖い話と言うとブラックユーモアや怪談が目立つドラえもんだが、中には直接的に悪魔や怪物が登場するものもある。

今回の記事では、そういうものも取り上げてみたいと思う。

 

デビルカード

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「悪魔ット」(デビット)は悪魔を呼び出すひみつ道具で、のび太はこの悪魔から「デビルカード」を入手する。これは1回振ると300円出てくるが、夜中の12時に身長が1ミリ縮む。

誰でも使えるが、使うと所有者の身長が縮む。金を返して身長を戻すことはできず、縮み過ぎると消滅してしまう怖い道具だ。

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お約束通り、のび太はカードをどんどん使いまくる。好きなだけ漫画を買ったり、両親や周りの人に気前良くお金を配るのび太はあっという間に小さくなってしまう

怖くなったのび太はお金を返そうとするが悪魔に断られてしまう。それを見兼ねたドラえもんがビッグライトで大きくして消滅を防ぐが、のび太は全然反省しなかった。

これは悪魔もそうだが、反省しないという点が何より怖い話だ。てんとう虫コミックス22巻に収録。

 

悪魔のパスポート

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てんとう虫コミックス「13」巻に収録されている怖い話。「悪魔のパスポート」は見せるとどのような犯罪も免罪される悪魔アイテムだ。

のび太はドラえもんのポケットからこれを盗み、犯罪者になる。漫画を買うためママから千円盗み、しずかちゃんのスカートをめくり、ジャイアンを殴ってごみを散らかす。

のび太は漫画も買うのではなく盗んでしまう。だが小心者なので怖くなり、本の代金を払い、ごみを片付け、ママにお小遣いから千円返すと言う。

そしてドラえもんに悪魔のパスポートを返すのだが、本のお釣りをもらい忘れたことを思い出しガッカリしてしまう。ドラえもん曰く「のび太は悪者にはなれない」とのこと。

 

ゴルゴンの首

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てんとう虫コミックス第20巻に収録されている「ゴルゴンのくび」とは、蓋つきの箱の中にゴルゴンの首が入っている道具だ。ゴルゴンの目から出る光線でロボットすら石になってしまう

また、身体の一部に浴びせるとそこだけ石になる。本物のゴーゴンとは違い蛇の髪の毛は1本で、それを引っ張ると石にされた人を元に戻すことが出来る。

授業中いつも立たされるのび太は、足が疲れないようにゴルゴンの首を使おうとする。だがタケコプターで飛行中、山中にゴルゴンの首を落としてしまい、山中に入った先生とドラえもんは石になってしまう。

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ジャイアンがスネ夫とのび太をおとりにしてゴルゴンの首を捕まえようとするが、ジャイアンも失敗して石になってしまう。

結果的に、ジャイアンが木からゴルゴンの首の上に落ちたので首が地面にめり込んだ。そしてのび太がゴルゴンの首を箱に戻し、石になった皆を元に戻したのだ。

 

かげがり

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「かげがり」はてんとう虫コミックス第1巻に収録されている怖い話で「かげきりばさみ」が登場する。これは人間の影を切り離すひみつ道具だ。

切り離された影は30分なら本人の言うことを聞くが、それを過ぎると自立して本人と入れ替わろうとする。戻すには「かげとりもち」で捕獲して専用のノリで貼り付けなければならない。

庭の草刈りを嫌がったのび太は、ドラえもんに影を切ってもらい代わりに働かせる。だが30分を過ぎてしまい影が反乱を起こす。

影はのび太と入れ替わろうとし、段々とのび太本人が影のようになってしまう。そこで機転を利かせたドラえもんがママの影を切り離し、のび太の影を捕まえさせて影は元に戻った。

 

ドラえもんだらけ

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これは特別なひみつ道具が出るわけではないが、怖い話だ。のび太がドラえもんにどら焼きをあげる代わりに宿題をしてくれるように頼み、寝てしまう。

朝起きると宿題はできているのだが、ドラえもんは傷だらけになって倒れている。のび太は何が起きたのかを確かめるためにタイムマシンで昨日に戻る。

ドラえもんは一人で宿題を終わらせられないので、タイムマシンで2時間後の自分を連れてきて一緒に宿題をする。

さらに手が足りないので2時間ずつ先の未来から自分を連れてきて、合計で5人のドラえもんが宿題をすることになった。

しかし、宿題が終わって眠っても2時間前の自分に呼び出されるので寝られない。その結果、過労になったドラえもん同士で大ゲンカになったのだ。

目は血走り、ぶっ殺してやると叫ぶなど恐ろしい争いだった。怖いことにたかが宿題でも、過労になった人間は思わぬことをしてしまうのだ。てんとう虫コミックス第5巻収録。

 

無人島はボクの島

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てんとう虫コミックス第14巻に収録されている。これも特別なひみつ道具が出るわけではないが、必ずランキングに入る怖い話だ。

帰りが遅くなったことでパパとママに叱られ、ドラえもんにも見放されたのび太は無人島に家出することにする。

しかし、持って行った道具はどれも役に立たない。タケコプターも無くしてしまい無人島で10年間暮らすことになる。

やがてドラえもんが探し出してくれるが、大人になったのび太はタイムマシンで10年過去に戻りタイムふろしきで昔の自分に戻してもらう。

しかし、考えると外見は小学生だが中身は20代の大人というわけだ。さらに、同じ世界に無人島に家出したのび太も存在するということになる。

そのことを想像すると、なんとも怖い話だ。

結局どんな道具を使っても、普通の生活よりも良い未来を勝ち取ることはできないという教訓だと感じる。

逆に言うと、人間は「楽をするためならとんでもない事をしでかす」という怖い話でもある。

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