やりすぎコージー都市伝説!Siriのゾルタクスゼイアンや呪いの映画が怖すぎる…

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やりすぎコージー」とは、おなじみの今田耕司が司会する都市伝説番組である。

最近騒がれる都市伝説は、大体この番組が発端になっている。

フリーメーソンやイルミナティ、死海文書からエリア51等々は陰謀論者やサブカルチャー好き。

そして都市伝説マニアにはおなじみの名前だが、この番組で初めて聞いた人も多いだろう。

この記事では、やりすぎコージーで取り上げられた都市伝説の中から厳選した面白い都市伝説を掘り下げてみたい。

疑う疑わないは、全てあなた次第。

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やりすぎコージーで有名になったSiri都市伝説

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やりすぎコージーで一般に知られるようになった「ゾルタクスゼイアン」は、Siriの都市伝説の一つだ。そこでゾルタクスゼイアンについて検証する前に、Siriについて調べてみた。Siriとは、Speech Interpretation and Recognition Interface(発話解析・認識インターフェース)の省略形だ。

そしてその前身は「DARPA」(アメリカ国防高等研究計画局)の人工知能プロジェクト「CALO」だ。DARPAとは、インターネットの先駆けとなるARPANETや軍用ロボットを作り、官民を統合して300以上の研究機関を連動させている世界最大の軍事研究システムのこと。

よく言われる、Siriの前身を「ELIZA」とする説は間違いである。ELIZAは大変古いシステムで、1964年から1966年にかけて開発されたChatbotだ。大して意味があることを言うわけではなく、特定の返答の仕方をするようにプログラムされたChatbotで、人間は結構これに騙されてしまう。ちなみにこれが「人工無能」や「トロ」などに発展した。

Siriがゾルタクスゼイアンに関して言っていることを調べていくと、確かにELISAとよく似た反応を示しているようにも見える。しかしELISAは相手の質問の一部を入れ替えて質問に質問で返したり、一般的でどうとでも解釈できる定型文を返したりするだけのプログラムで、やりすぎコージーの都市伝説になるほどの存在ではない。

また、Siriの前身である「CALO」は「Calonis」で従士のこと。これはアメリカ国防高等研究計画局が開発した兵士にアドバイスしたり、電子機器を操作するための軍事システムである。元々は軍用人工知能だったのだ。そこでプログラマーでもある都市伝説記者が、Siriの隠された機能がやりすぎコージーのゾルタクスゼイアンと関係があると考えた。

Siriには学習機能があり、バックグラウンドで動作するAPI経由で標準アプリから様々な情報を得て、より所有者にカスタマイズされた働きをするようになる。しかしそれには、言語理解のためのデータベースが必要だと都市伝説記者は指摘したい。コマンドを理解するデータベースはiPhoneには収まりきれない。

Siriに命令するとAppleにデータが送信され、Web上のどこかにあるデータベースにある言語解析エンジンが動く。そこから適切な動作をiPhoneに送っているはずだ。つまりデータベースは、アプリを動作させるために使用されているわけだ。しかし、それ以外に蓄積した知識から質問の回答を組み立てる機能もあると都市伝説記者は推理する。

これはやりすぎコージー的な都市伝説ではなく、実際にiOSソフトウェア使用許諾契約4のCに「Siriを使って送られるデータは、Appleとその子会社・代理人が利用できる」「利用の形態は送信・収集・維持・処理・使用」と記載されている。高度な回答をするためには、集合知データベースが必要不可欠となる。

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集合知」とは大勢の知識を寄せ集めて、人工知能に実際に人格があるように見せる技術だ。それで回答の精度を上げているのだ。その中に、意図的に造語された単語を放り込んだハッカーがいると都市伝説記者は考える。その無意味なワードが、ゾルタクスゼイアンの正体ではないだろうか?

やりすぎコージーで言うように、siriがゾルタクスゼイアンについて話し始めたのは2013年くらいからだ。つまり、それ以前のSiriにはその知識が無かったと言える。誰かがその頃に、その単語をSiriに教えたのだ。これは「質問」という形式を取ってデータベースに放り込まれたと思われる。

ゾルタクスゼイアンは英語では「Zoltaxian」と書くが、これは無意味な造語だろう。この単語はスペルから見ると「Solt」(塩)「tax」(税金)「〜ian」(〜する人)の3つの単語を合成した可能性が高い。そして頭の「S」を「Z」に変えただけのようだ。ちなみに、SをZに変えるのはハッカーが良くやる言葉遊びだ。

その行動の目的は、データベースの動きを解析するためである。ハッカーは無意味な単語に対する反応を調べて、質問からどのように情報を蓄積しているかを解析するのだ。都市伝説記者がこう考えるのは、Siriは人工知能を利用したアシスタントだからだ。都市伝説に思えるかもしれないが、「人間臭い返事をする」アプリなのだ。

だからやりすぎコージーには申し訳ないが、ゾルタクスゼイアンには恐らく何の意味も無いのだろう。当然ながらやりすぎコージーで言うように、宇宙人に目を付けられることもないし、都市伝説的な秘密結社にマークされるなんてこともある訳がない。

ところでこれは驚くべきことだが、Microsoft社のIMEという仮名漢字変換エンジンを使っているとゾルタクスゼイアンという単語は全く学習されず、いつまでたっても一回でカタカナになることは無い。Web上での学習成果を取り入れたエンジンでないと対応できないのだ…

これこそ都市伝説として、やりすぎコージーにアップできるネタなのかもしれない。

 

やりすぎコージーの「呪われた映画」は都市伝説ではなく、事実だった

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まずこの映画が「呪われた映画」と呼ばれる理由は、出演をオファーされた幾人かの俳優と脚本家が亡くなったからだ。亡くなったのはそれぞれ、ジョン・ベルーシ、サム・キニソン、ジョン・キャンディ、マイケル・オドノヒュー、クリス・ファーレイ、フィル・ハートマンである。

そこで、この都市伝説を検証するために映画の概要から検証したい。原作はカナダの作家「モーデカイ・リッチラー」(Mordecai Richler)が書いた「The Incomparable Atuk」という1963年の作品だ。この作品は、アメリカでは「Stick Your Neck Out」(首を突き出せ)というタイトルで発売された。

この作家は脚本家でもあり、自作を原作として「Atuk」(アトゥク)という映画の脚本を書いた。やりすぎコージーではこの名で紹介されていたが、この原作はイヌイット族がトロントに移住して、都会の生活になじめずに起こす様々な騒動を描いたコメディだ。映画版では、移住先はニューヨークということになっていた。

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アトゥクは宣教師とイヌイットの女性の間に生まれた男性で、ドキュメンタリーを撮っているミッシェル・ロスという女性にあった時に人生のチャンスを感じてニューヨークまで付いて来てしまう。そこにアラスカのエメラルドという荒野を開発したい不動産業者と、彼の不良少年の息子が絡んで様々な騒動を巻き起こす。

別に呪いが発生するような内容ではなく平凡な恋愛と家族騒動が絡んだコメディなのだが…やりすぎコージーで紹介されていたように「アメリカ映画史上もっとも笑えないコメディ映画」と呼ばれている。では次に、都市伝説の検証のために犠牲者たちはどのような事情で亡くなったのかを見ていきたい。

まず「サタデー・ナイト・ライブ」というコメディショー番組で有名になり、番組内のキャラクターであるブルース・ブラザーズ(俳優ダン・エイクロイドとのコンビ)で映画デビューしたジョン・ベルーシの場合。彼は主演を快諾し、契約した後にハリウッドのホテルの部屋で薬物の過剰摂取で33歳という若さで亡くなっている。

次にサム・キニソンだが、コメディアン兼ロックミュージシャンである彼も亡くなったベルーシの代役としてのオファーを快諾。しかしその後、飲酒運転の車による自動車事故に巻き込まれて、こちらもわずか38歳という短命で終わる。ここで死因に共通した部分が無い点が、都市伝説記者は気になった。

そして「ホーム・アローン」や「クール・ランニング」で知られる俳優、ジョン・キャンディ。彼はジョン・ベルーシとはブルース・ブラザーズで共演しており、例にもれず主役のオファーを快諾。が、その矢先の就寝中に心臓発作を起こし43歳で亡くなってしまう。

ジョン・キャンデイの場合はさらに犠牲者が増えている。それは彼の友人の脚本家のマイケル・オドノヒューで、彼はジョン・キャンディと一緒にAtukの脚本を読んだ後、脳出血を起こして亡くなっている。ここまで来ると、契約して脚本を読んだ人間が犠牲者になるという都市伝説に感じるだろう。

その後にオファー受けたのが、こちらも「サタデー・ナイト・ライブ」に出ていたクリス・ファーレイ。彼は「ウェインズ・ワールド」を機に映画デビュー。俳優やスタントマンをこなす人物だった。それがAtukの主演を契約した途端に薬物の過剰摂取で、これまた33歳という若さで息を引き取っている。

ここまで来れば、完全に「何かの呪い」を疑うのが当然だ。脚本を読むと何かのストレスがかかり、普段ではしないことをするのだろうか?そして最後のオファーは、フィル・ハートマンにいった。これまでの怪奇事件を知る彼としては、やはり快諾などはせずに断った。だが、しつこく説得され出演することをつい口約束してしまう。とは言え契約すらしておらず、当然台本にも目は通していなかった。

しかし呪いは彼の身にも降りかかり、結果的に逝去してしまう。そしてこの件に関しては、その様子も大変不可解なものだった。原因は射殺で、寝室のベッドの上で発見されたのだが、そばには彼の妻も自ら拳銃で頭を撃ちぬいたような様子で倒れていた。警察は妻による無理心中として処理しているが、真相は不明だ。妻が夫を止めようと脚本を読んだ可能性はある。

これで「呪いの映画」という評価は完全に定着してしまった。そして問題の脚本だが、これが所在不明なのだ。しかし脚本を書いた本人は最後の犠牲者が出た後も70歳まで生きており、脚本自体に呪いがあるとは思えない。とすると、全てが偶然ということになる。都市伝説記者は呪いがあるとしても、それが脚本自体にはなかったと推測する。

死因も薬物・病気・事故・殺人と様々で共通点も無く、これは不幸な偶然としても良いのではないだろうか。都市伝説記者も散々調べたが、とうとう決定的な材料は出てこなかった。やりすぎコージーには申し訳ないが、恐らくこちらも単なる都市伝説に過ぎないのだろう。

しかし、呪いを疑うのは自由だ。何事も信じるかどうかはあなた次第なのだから…

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